成田ーワシントンD.C. 002便 え、これ本当にANA? - ANA (全日空) 口コミ・評価

航空会社 ANA (全日空)

2024年04月21日に撮影されたANA (全日空)の航空機写真

© mix nutsさん

全日空(ANA)は、日本ヘリコプター輸送と極東航空が1958...
日本
IATA | ICAO
NH | ANA
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
成田ーワシントンD.C. 002便 え、これ本当にANA?

航空会社
全日空
便名
NH2
エコノミー
搭乗日
2017/02
路線
成田(東京) → ダレス(ワシントンDC)
機体記号
JA779A
機材
Boeing 777-381/ER
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
4ッ星
機内スタッフサービス
3ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
5ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
4ッ星
口コミ投稿者
PBBさん
アクセス数
2,649
投稿日
2017/04/07

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗機JA779A
  • 写真の種類:機窓・風景
    RWY34Lから。先にアリタリアを降... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    富士山とRJAA
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    一回目の食事、ハンバーグ定食。美味し... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    北米線恒例の夜明け。毎回心が躍ります... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    到着前のお食事
  • 写真の種類:機窓・風景
    IADアプローチ。上空は混雑気味。
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    お疲れ様です。

総評

一昨年のシカゴ線以来のANA長距離インターで、ワシントンD.C.まで。NRT-IADは夕方にUA804便(機材は772ER)もありますが、今回は乗ってみたかったのと、値段があまり変わらなかったこともありNH便にしました。JA789Aのスターウォーズジェットに乗れるかなと少し期待してましたが、調べたら羽田へ飛行中、次回に期待です。

ちなみにこのフライト、往路は2便で折り返しは1便というトップナンバーが与えられています。詳しい理由は分かりませんが、ANAの気持ちの入りようが感じられます。今回はその002便に搭乗です。

搭乗して驚いたのが、アジア系の外国人CAさんが多くいらっしゃったこと。ほとんど日本人だと予想していたのでびっくりでした。
たまたまかもしれませんが、接客の多くが英語であったことは日系としては印象的で、これ本当にANA?という感じでしたが、それはそれでよかったと思います。

飛行時間は12時間半、座席はエコノミーの窓側といっても、足元は足を十分に延ばせるスペースがあり、シートも座面が前にスライドするタイプではなかったので、あっという間のフライトでした。2列席だったので比較的通路にも簡単にアクセスできました。機内サービスも日系ならではで総じて快適なフライトでした。


お客さんはビジネス客が多く、空席は見当たりませんでした。日本人よりも外国人の方が多い印象を受けました。


【機内食・ドリンク】
さすが日系。2回ともおいしくいただきました。ハンバーグ、見た目はお子様ランチという意見もあるようですが、味はとてもおいしかったです。到着前の食事では和食が足りなくなったのか、洋食をおすすめしてきましたが、現地の滞在が少々長いので和食が食べたい旨を伝えると丁寧に応じてくれました。

【座席(シート)】
773ERには座面が前にスライドするリクライニングタイプもありますが、今回はそれではなく古典的な後ろに倒れるやつでリラックスすることができました。シートも質感がよくフッドレストもあり快適でした。

【機内スタッフ】
総じて好印象でした。ただ何人かの外国人CAさんは、かなりお疲れのご様子で淡々とされていて、期待値が高かった分少しがっかりでした。客室放送はタービュランスに入る前などしっかりと行っており、何度も繰り返される”飛行上の安全には支障ございません”という言葉に日系ならではの安心感を感じました。

【エンターティメント】
最新映画や日本の番組が数多くあり、またタッチパネルの感度もよく快適だと思います。またWIFIをつなげていましたが、動画を見るとか画像を送るといったことではなく、メールのやり取りやチャットレベルであればストレスなく使えると思います。

【トイレ・洗面台】
フライト中何度か使用しましたが、こまめに清掃されていて、快く使えました。

【機材コンディション】
13年選手。清潔感があり、よく整備されいている感じです。
【空港サービス】
いたるところにANAの制服を着た方がいらっしゃって安心して入国できます。
【総合評価】
総じて満足するフライトでした。また利用してみたいと思います。

フライトログ

搭乗の詳細データです。

搭乗クラス
Y
出発予定時刻
10:40
搭乗時刻
10:25
出発時刻
10:50
飛行高度
FL320-360
飛行速度
570kt
到着予定時刻
9:15
到着時刻
9:10
予定飛行時間
12+30
出発ゲート・スポット
51
出発空港 風速・風向
晴れ
離陸滑走路
34L
離陸時刻
10:55
到着空港 天気・気温
晴れ
着陸滑走路
1C
着陸時刻
9:05

コメント

  • 2017/04/07 15:03:17

    PBB様

     はじめまして、HB-JMBと申します。

    >ちなみにこのフライト、往路は2便で折り返しは1便というトップナンバーが与えられています。詳しい理由は分かりませんが、ANAの気持ちの入りようが感じられます。<
     成田~ワシントン線がトップナンバーになっている理由の説明にはならないかもしれないですが、ANAにとっては念願のアメリカ路線で、しかも当時は(成田~メキシコシティーの正確な航続距離データを持ち合わせていないので現在はどうだか分かりませんが少なくとも2016年までは間違えなく)運航距離が最長だったことがあるのかもしれません。

     アメリカへの路線就航の希望は長くあったものの、日本の航空当局により各航空会社の路線について制限していたいわゆる45/47体制が終焉したことと、日米航空協定の協議が難航したため、全日空が米国路線を開設できたのはようやく1986年になってからという状態だったためあえて「念願の」と書かせていただいた次第です。この点は「ANAの気持ちの入りよう」といえるかもしれません。Wikiによれは1986年に成田~ロサンゼルス線と成田~ワシントンDC線の開設にこぎつけることになります。

     また、成田から米国路線に就航するにあたり、ANAで保有していた機材より航続距離の長い機材が必要となり(1980年代前半にはB747はSRしか保有しておらず、航続距離最長の機材はL1011トライスターだったころで、成田から米西海岸の運航がやっとの航続距離だったため)、B747-200Bを新たにボーイング社に新造機(B747-200B)を発注することになります。このB747-200Bは、従来よりハイパワーエンジンを搭載することで(アッパーデッキを大きくしたB747-300のエンジンとされる)航続距離をSP並みにして成田から米東海岸をノンストップ運航を可能にしたモデルだったとされます。その当時の最新鋭機を使って、開設当初から成田~ワシントンDC線を往復ノンストップ運航していたという自負のような点は、路線開設に難産したことに加え「ANAの気持ちの入りようが感じられます。」というところにつながっていると言えるのかも知れません。

     いくら当時最新鋭とされる機材を用いているとはいえ、国内線と近距離アジア線ぐらいの距離の路線しか運航経験のなかった航空会社で成田~ワシントンDC線のように飛行機の航続距離性能を目一杯使っての運航を行うのは今(2010年代半ば)以上に大変なことだったものと推察されますので・・・。

     余談ばかりで恐縮ですが。HB-JMB

     

  • 2017/05/31 15:47:44

    HB-JMB様

    はじめまして。こんにちは。お返事が大変遅くなり申し訳ございません。

    ご丁寧にご説明くださりありがとうございます。
    そのような経緯があったのですね。詳しいことがよく分からず、調べてもなかなか納得する情報が得られなかったので、HB-JMB様のお話は大変勉強になります。本当にありがとうございます。

    今後ともよろしくお願いします。

    PBB

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