#XXXX (IXXXX) 薄氷の乗り継ぎもついに崩壊か!? でも乗る前から判る航空会社の真価 - バンコクエアウェイズ 口コミ・評価

搭乗レビュー、番外編です。

タイ国際航空の最新鋭機A350XWBでチェンマイへのフライトを楽しんだ後は、
【参考レビュー】
タイ航空 A350初乗り、ビジネスクラス体感 詳細レポ
初搭乗となるバンコクエアウェイズでバンコクへ戻る予定でした。

PGカウンターでチェックイン手続きを開始しますと、Ground Staffさんの顔が曇ります。
ん、ちょっと嫌な予感…
GS「バンコクからお乗り継ぎがございますか?」

今回は日帰りで3か国5レグを巡る旅。バンコクで乗り継いでホーチミンへ帰還する予定となっていました。
筆者 「ええ、タイ・ベトジェットエア VZ8806（STD BKK 19:55）でホーチミン行きに乗り継ぎ予定です」
GS 「VZ8806のe-ticketをお持ちでしたら見せていただけますか」
このやりとり、何か不吉なことが起きることを予期しました。

GS 「実はご搭乗予定のPG226（STD CNX 16:40 STA BKK 18:00）は到着機材遅れのため出発も遅れる見込みとなっておりまして」
筆者 「（やっぱり…）どの程度遅れる見込みですか?」
GS 「出発・到着共に1時間程度の遅れを見込んでおります」
筆者 「そうなるとバンコクでの乗り継ぎは可能でしょうか」
GS 「MCTが足りず困難です」

PG➢VZへの乗り継ぎ。
航空会社もアライアンスも異なり（正確に言うと無所属）、チケットも別々の発券です。PGとしては乗り継ぎを保証する義務も補償する義務もないところでしょう。

今まで乗り継ぎに於いて何度か修羅場？をくぐり抜けてきましたが、
【参考レビュー】
自業自得、下調べ不足が招いたクアラルンプールどたばた劇！
薄氷を履む乗り継ぎ@桃園（絶対に真似をしないでください(笑)）
どうやらついに年貢の納め時がきたようです。

すると、何とバンコクエアウェイズから驚きのオファーがありました。
GS 「ご迷惑をお掛し申し訳ございません。お客様がよろしければ、出発時刻の早い他社便への振替えを手配させていただきます」
筆者 「それは有難いです。振替え予定便は?」
GS 「タイ・スマイル WE165、バンコク到着予定時刻は18:25です。お乗り継ぎの保証はできませんが、コネクティングタイムは約90分確保できる予定です」
筆者 「Fareの差額は発生しますか?」
GS 「いいえ、お客様に追加でご負担いただくことはございません」
筆者 「有難う！それではWEへの振替えをお願いします」
GS 「承知いたしました。手続きに少々お時間をいただきますがお待ちください」

その後、
①当事者（筆者）の自由意志にて振替えに応じたこと
②スワンナプームでのMCTが短いことを認識したうえでの旅程であること
を記したIndemnity Formにサインをさせられましたが、航空会社としてはこの程度の免責は一般的に求めてくる内容と言えるでしょう。

手続きが完了すると、
GS 「この度のご不都合改めてお詫びいたします。ご出発までPGのラウンジをご利用いただけるよう手配しておりますので、どうぞお寛ぎください」
筆者（ジ～ン、感動）

至れり尽くせりの予期せぬ厚遇は、好印象として深く記憶に刻まれました。このグラウンドサービスの一例をとっても、バンコクエアウェイズの真摯で確りとした姿勢・体質が判ろうというものです。搭乗するまでもなく、キャリアの真価を垣間見た事例として、ご紹介させていただきます。