キャセイのイグジットロウ席(EXIT-ROW) - キャセイパシフィック航空 口コミ・評価

航空会社 キャセイパシフィック航空

2024年04月25日に撮影されたキャセイパシフィック航空の航空機写真

© じーく。さん

2人の元空軍パイロット、ロイ・ファレルとシドニー・デ・カンツ...
香港
IATA | ICAO
CX | CPA
アライアンス
ワンワールド

搭乗レビュー
キャセイのイグジットロウ席(EXIT-ROW)

航空会社
キャセイパシフィック航空
便名
CX509
エコノミー
搭乗日
2015/08
路線
成田(東京) → 香港
機体記号
B-HNN
機材
Boeing 777-367
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
3ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
4ッ星
機材コンディション
4ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
おかげ犬さん
アクセス数
1,258
投稿日
2016/09/29

搭乗写真

  • 写真の種類:座席(シート)
    B777イグジットロウシート(非常口... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    B777 3-3-3シート
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    機内食(酢豚シチュータイプ)
  • 写真の種類:ギャレー
    キャセイB777 ギャレー
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    香港空港に到着

総評

こんにちは。
キャセイパシフィック航空509便 B777-300の搭乗レポです。
【機内のようす】
トリプルセブンのシートアレンジは3-3-3、広いですね。
B747が3-4-3ですから大して変わりません。さすが世界最大の双発機。
509便に使われていた機体は古いのか、あちこち傷や塗装の剥げが見受けられましたが、コンディションは良いようでGE90エンジンは滑らかに回り成層圏まで一気に上昇して行きます。

【サービス】
 全席モニター付き、有線リモコンで操作するやや古いタイプです。
モニターは機外カメラの映像を映すことができ、離発着時の迫力あるシーンが楽しめます。
 機内食はミートソースのペンネか酢豚風味のシチューのどちらかを選ぶことができます。今回は酢豚を選んでみましたが私の口にはイマイチ合いませんでした。
 日本語を話せるスタッフは1名だけのようでしたが特に困ることはありませんでした。

【機内ショッピング】
 キャセイは機内ショッピングに力を入れているのか、カタログがたくさん置いてありました。化粧品を求めるお客が多かったようです。私もパイロット姿のクマのぬいぐるみ(170HKD)を注文してみましたが、あいにく在庫なしとのこと。日本の住所まで届けると言ってくれたのですがさすがに遠慮しました。

【イグジットロウ席】
 非常口席をイグジットロウ席と呼びます。足元が広い特等席で通常は乗客を座らせません。私が席を離れている間にパーサーが椅子に飲み物をこぼしたようで、急きょここへ移動となりました。着陸時は乗務員が私の真向かいに座り非常時のドア開放に備えています。この席に座る客は緊急事態が起きたときドアを開ける手伝いが義務付けられます。与圧が下がらないとドアは非常に重いので助力が必要なのです。
CAより緊急時のアシスト依頼が書かれたシートを手渡されました。訳すとこんな感じです。

日本航空「機内でのお願い」より
 非常口座席にお座りのお客さまには、緊急脱出の援助をお願いします
万一、非常事態が発生した場合、お客さまの一刻も早い機外への脱出のため、非常口座席にお座りのお客さまには援助をお願いしています。

脱出スライドが装備された非常口では、
非常口が完全に開放されるまで他のお客さまを制止すること
キャビンアテンダントの指示に従い非常口を開放すること
脱出スライドが膨らんだ後、他のお客さまを速やかに脱出させること
脱出する他のお客さまを援助し、航空機から遠くへ離れるよう声をかけることなどをお願いします。
このため、非常口座席には、この援助が可能で、援助に同意いただけるお客さまに限って着席いただけます。何卒ご理解ください。

 「飛行中ドアは開けられない」と言われていますがそんなことはありません。与圧を下げれば開放は可能です。1998年に起きたスイス航空111便火災墜落事故では、有毒ガスを抜く最後の手段として飛行中のドア開放を試みています(実際はドアを開ける前に操縦士が死亡し開けられなかった。他の乗客もすでに焼死)万一このような事態に陥った時は決断しないといけませんね。

コメント

  • 2016/09/29 18:14:18

    fortnum様

     初めまして、HB-JMBと申します。

     >コンディションは良いようでGE90エンジンは・・・<
     とのことですが、ご搭乗になった機体、B-HNNはERなしのB777-300(ボーイングのカスタマーコードの入った登録上の正式名称はB777-367)ですから、GE90エンジンではなく、Trent800シリーズのエンジン(Trent892)だと思われますが・・・。一応出典のURLを挙げておきます
     http://www.airfleets.net/ficheapp/plane-b777-33703.htm

     順番は前後しますが、
     >509便に使われていた機体は古いのか、・・・<
     初飛行は2003年11月19日、航空会社へのデリバリーは2003年11月24日ですので・・・。出典は同じく上記のURLです。初飛行からは11年と10ヶ月経過している機体のようですので・・・。

     あと、トリプルセブンは全日空の登録商標になっていますから、それ以外の航空会社のB777には使わない方が無難かと思われます。出典:Wikiのボーイング777の脚注1(本来は原典まで当たるべきかと思われ、手抜きで恐縮ですが・・・)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0777 


     >トリプルセブンのシートアレンジは3-3-3、広いですね。
    B747が3-4-3ですから大して変わりません。さすが世界最大の双発機。<
     B777(-8と9を除く)胴体幅6.14mでキャビン幅は5.86m(本来はメーカー発表資料を使うべきところ手抜きで恐縮ですが、出典は1段落上のところの表)
     B747(在来型も-400も)胴体幅は6.49mでキャビン幅は6.08m(本来はメーカー発表資料を使うべきところ手抜きで恐縮ですが、出典は以下による。コメント作成者注釈:メインデッキでの値)
     https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0747

    この数字の差のため、B777にB747同様の横10列配置(3-4-3)をすると(手近なところでは全日空や日本航空の国内線用B777,全日空国際線のB777-300ERでの長距離用の最新のキャビン仕様のもの、成田線からは撤退したオーストリア航空B777-200ER,エミレーツ航空B777の現行のサブタイプすべて,KLMオランダ航空のB777-300ER、エアカナダのB777-300ERのキャビン改修を受けた新仕様の座席などにみられる)、キャビン幅の差がB747と0.22m違うだけで、かなり窮屈に感じることになるようです(もちろん、B777の横10列配置での通路幅でも、緊急脱出の際のいわゆる90秒ルールには適合しますが・・・)

     余談ばかりで恐縮ですが、ご参考まで。HB-JMB

     

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