AY056 CKG-HEL - フィンエアー(フィンランド航空) 口コミ・評価

航空会社 フィンエアー(フィンランド航空)

2024年04月11日に撮影されたフィンエアー(フィンランド航空)の航空機写真

© A_chanさん

IATA | ICAO
AY | FIN
アライアンス
ワンワールド

搭乗レビュー
AY056 CKG-HEL

航空会社
フィンエアー
便名
AY056
ビジネス
搭乗日
2012/10
路線
重慶 → ヘルシンキ
機体記号
OH-LTM
機材
Airbus A330-302X
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
4ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
5ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
finlanderさん
アクセス数
712
投稿日
2013/06/08

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    オンラインチェックイン時のシートマッ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チェックインカウンター。国際線が少な... 続き
  • 写真の種類:機内ラウンジ
    ラウンジ。国際線が少ないので,ラウン... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席2Aより。誰もいないAコン。
  • 写真の種類:座席(シート)
    誰もいないAコン。その2。
  • 写真の種類:座席(シート)
    ホントに誰もいないAコン。その3。
  • 写真の種類:座席(シート)
    誰もいないBコン。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ナッツ。
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    食事の準備完了。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    一食目,前菜。フォアグラと白身魚のマ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    メインは卵麺にしてみた。中国発だから... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    デザート。機内でエスプレッソを頂ける... 続き
  • 写真の種類:機内ラウンジ
    バーカウンター。意外といろいろある。... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チベットは避けるルート。
  • 写真の種類:機窓・風景
    モンゴル上空を征く。
  • 写真の種類:機窓・風景
    GE製エンジン。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    到着前の軽食。どういうわけか,また麺... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    デザート。シロッコの緑茶とシナモンロ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    アンケートを書かされた。はじめての体... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    重慶ベースのクルーに頂いた誕生日プレ... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ヘルシンキにアプローチ中,自宅が見え... 続き

総評

フィンランドでは春と秋に年2回,フィンランドの大手百貨店が催す「クレイジーセール」というものがあり,そこでフィンエアーの航空券のバーゲンセールも行われるので,フィンランド人は友達に会いに行ったり休暇に行くための航空券を,フィンランドに住む外国人にとっては出身地に帰る航空券を安く手に入れる絶好の機会となっています。フィンランド在住の人ならば,必ず一度はお世話になるこのセール。2012年春のセールでは,当年5月に就航したばかりの中国は重慶行きのフライトが,往復でなんと419EUR(当時のレートで43,000JPYくらい,燃油空港税全部込み)というバカ安で出てたので,自分の誕生日を祝いとして中国旅行を即決,購入したのでした。とは言っても自分の誕生日の周辺は週末にしか時間がないので,金曜日夕方ヘルシンキ発土曜日朝重慶着,日曜日午前中重慶発午後ヘルシンキ着,という1泊3日という強行軍になってしまったのですが。。。

誕生日祝いとして,ポイントを使ってビジネスにアップしても罰はあたらないだろう,ということで帰りの重慶・ヘルシンキ線を45,000ポイントを使ってビジへアップしました。往復4万円ちょっとのバーゲンセールの航空券でビジに忍び込めるのですから,ありがたいことです。なむなむ。

【機内食・ドリンク】一食目は,前菜とスープだけでお腹いっぱいに。人生ではじめてフォアグラを食べたのですが,あんまりおいしくなかったなぁ。。。むしろ運動しない環境でこんなに食事をとったら,自分の肝臓がフォアグラになっちゃうよ。。という懸念もあり,それほどがつがつ食べませんでした。

それでも中国発だったので,メインメニューに「エッグヌードル」と書いてあったのを見て喜んで選択したら,麺にチリソースがかかっただけのおよそフィンランド人も納得しないようなものが出てきてがっくし。親切なクルーに味を聞かれたので,正直に答えたら「キッチンに上げておきます」とおっしゃっておりました。

到着前の軽食,二食目のメインはメニューに「アラビアータ」と書いてあったので選択したら,なぜかボロネーゼが出てきて,こちらもややがっかり。春に同じ路線に乗ったときに出てきたスパゲティカルボナーラが美味しかったので,今回も期待したのですが外れでした。作り置きしなければいけない機内食に,やはり麺はリスクが高いのかもしれません。

一番おいしかったのは,フィンランド名物シナモンロール「Korvapuusti」。スイスで有機無農薬のお茶を販売する「シロッコ」が手がける日本緑茶と頂いたらこれがもう感激のおいしさで。フィンエアーでは,他の機内食は逃してもこれだけは逃したくない逸品です。

【座席(シート)】座席はビジAコンの2A,シートはライフラットでした。この日はビジの乗客がたったの3名で,自分の他には1Aと2Lにしか座っていなかったので,写真を撮るアングルによってはゴーストビジネスクラス,もしくはプライベートジェットのようにも見えます。それでも,定員42名のビジに3名の乗客なので,それはそれは贅沢な空間でした。フィンエアーさんにとっては明らかに赤字フライトだったんだろうけれど。。クルーに聞いたら,往路の重慶行きフライトはビジもほとんど満席だったそうです。

【機内スタッフ】ヘルシンキベースのクルー4名,重慶ベースのクルー3名といった感じで,ビジは主にヘルシンキベースのクルー2名で担当していました。乗客そのものが少ないので,至れり尽せりなサービスで,でも全然しつこくないので,距離の取り方が自分に合っていたのでしょう。男性チーフには,さんざんお大尽にサービスをされた挙げ句に「よかったらこれを」と満足度調査のアンケートをお願いされてしまいました(笑)。これってちょっとズルいんじゃなイカ。。と思ったけど,ギャレーで重慶ベースの男性クルーと話をしているときに,「今日誕生日なんですよ」って言ったら小さなプレゼントを下さったり,本当に誕生日にふさわしいフライトにしてもらったので,それ相当の満足度を書いておきました。

ちなみに,フィンエアーの長距離線クルーは,基本的にフライト先で一泊して帰るシフトを組んでいるため,1泊3日の強行軍をすると,行きと帰りで同じヘルシンキベースのクルーに当たることになります。この旅行では,重慶ベースのクルーも行きと帰りで同じ方が乗務されていました。帰りの便に搭乗するとき,ドアで迎えてくれるクルーに「あれ?ここに来る便でもいました?」なんて指摘されたり,顔を覚えられたりするとだいぶ恥ずかしかしいものです。

【エンターティメント】地図がエンタメ。重慶からヘルシンキへの最短距離は,たぶんチベット自治区の上を飛んで行くルートだと思うんだけど,重慶離陸後はまず成都へ向かって西進し,そこから北へと進路を変えてチベット自治区のチャムド地区の東を添うように進み,モンゴルのゴビに入ったところでロシアへ北西に向かうようなルートでした。チベットの高い山の峰々,モンゴルのゴビ,どれも想像を掻き立ててありあまるアジアの大自然とそこに住む人たちの文化的な営みに思いを馳せていると,あっという間にロシア上空です。

【機材コンディション】OH-LTM,今回は往復の両方ともこの機材に運んでもらいました。コンディションはもちろん◎です。

【空港サービス】重慶国際空港の国内線ターミナルは最近オープンしたばかりのぴっかぴかでどでかい建物なのですが,国際線ターミナルはその隣に色あせたような風貌でちょこんと存在します。国際線の需要がそれほど高くないためやむを得ませんが,こぢんまりとしているので入国審査にはそれなりに時間がかかりました。出国審査やそのあとのセキュリティチェックはすんなりと終わり,ラウンジは金魚の泳ぐ水槽つきの待合室って感じでした。

【総合評価】フィンエアーにはもう100回以上乗っているかもしれませんが,このフライトが今でも一番思い出深いフライトです。ヘルシンキ・重慶線は,就航して一年経った今でもそれほど搭乗率がよろしくないようで,セールでもないのにエコだと往復650EURの航空券が出てたり,座席を見てみるとビジに一人も乗客がいないようなフライトもあったり。重慶ベースのクルーにはよくしてもらったし,撤退なんてことのないよう,旅客が増えることを祈るのみです。重慶も面白かったし,また訪問したいと思える誕生日旅行でした。思い出をありがとう,なむなむ。

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