Rating: 3
Author: Eckky

航空会社 JAL (日本航空)

第2次大戦後の1951年8月1日設立。1951年10月25日...

国: 日本
IATA | ICAO: JL | JAL
メンバー評価: 搭乗レビュー 4.08 [8,365件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
挨拶のないフライト

航空会社: 日本航空
便名: JL542
エコノミー

搭乗日: 2015/08
路線: 釧路 → 羽田(東京)

機体記号: JA656J
機材: Boeing 767-346/ER

総評：3: 3ッ星

機内食・ドリンク: 5ッ星
座席（シート）: 4ッ星

エンターティメント: 無評価
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 2ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 3ッ星
コストパフォーマンス: 無評価

口コミ投稿者: Eckkyさん

アクセス数: 1,127
投稿日: 2015/08/05

総評

女満別入りの前回のレビューの続きです．自転車で旅行した今回の旅は釧路空港から帰路につきました．残念ながらJALの悪いところが露呈したフライトになったようです．

【機内食・ドリンク】
離陸後約35分後にキウイジュース「スカイタイム」を頂きました．機上で飲むスカイタイムはJALに乗っている感じがしていいですね．隣の女性がコンソメスープを頂いていました．寒くなったら飲んでみたいです．

【座席（シート）】
おそらくレカロ社製のグレーのシートでした．5月（旭川），7月（女満別）に乗った便はJA8000番台の機材だったためか，シートが古いもので厚みがありました．今回のシートは薄く，比較的新しいものにみえました．座り心地は良いですが，後ろの席の人がシートポケットから何かを取り出すとその感覚が伝わってくるのが嫌でした．

【機内スタッフ】
普段通りに動いているようにみえました．しかし，ほぼ満席であったためか，割と疲れているのかなと感じる場面もありました．
例えば，機内アナウンスの少なさです．離陸・着陸する前にその旨アナウンスがあると乗客としてはありがたいですが，一切ありませんでした．約5分後に揺れるのでトイレは早めにというアナウンスはありました．しかし，到着空港の天候も放送されませんでした．さらに，機体が少し揺れているにも関わらず，機長からのその旨のアナウンスはなく，それどころか機長やチーフパーサーが誰なのかアナウンスされることもありませんでした．
降機する際，後ろの座席の年配の方も同じことを思ったみたいでした．その方によれば，比較するわけではありませんが，ANAでは機体が揺れればすぐ機長からのアナウンスがあるそうです．夏休みですし，北海道路線ですので飛行機に観光などで初めて乗られる方もいると思います．その際に機体の揺れについて何か一言乗客が安心するような放送があるといいと思うのです．また，誰がこの便を飛ばしているのか一言挨拶が乗客にあってもいいのではないでしょうか．
今回のフライトは残念ながらJALの良くないところが出てしまったように思います．機内販売や子どもへの記念品の配布も結構ですが，もう少し客を大切にしてほしいと思います．

【エンターティメント】
使用していません．イヤホンタイプのオーディオがありました．

【トイレ・洗面台】
使用していません．

【機材コンディション】
搭乗機は2011年8月導入のボーイング767―300型機，機体記号JA656Jでした．シートが比較的新しく，またJAL SKY Wi-fiが装備されていました．機材に不具合は見当たりませんでした．元ドラえもんジェットです．

【空港サービス】
釧路空港でのチェックイン時には自転車を分解して輪行袋に入れて預けました．それは大きくてX線の検査機械を通せないため，目視と質問での検査でＯＫとなりました．自転車本体に取り付けているバッグの中身について，行きの羽田では検査されましたが，今回はゴム糊と潤滑油の有無を聞かれただけでした．
出発検査場の入り口で，赤いネクタイを締めたおそらくJALの男性職員の方が先発の名古屋行きの便に乗る方がいないか大きな声を何度も出してアナウンスしていました．近くにいて機材不具合で出発時刻未定になってしまったANAの新千歳行きの便の乗客が，その職員を空港職員の方だと思ったようで出発するのかどうか聞いていました．しかしJALの方にわかるはずはありません．出発検査場の前に立っていれば当然空港の職員と誤解されるはずです．確認はよいのですが，乗客も大人ですし出発検査場の前で何度もアナウンスする必要はないと思いました．
到着地の羽田では，ターンテーブルに荷物が出てくるのに約15分かかりました．長崎からの到着便の荷物が流れ切ってから釧路便の番だったため，時間がかかったようです．しかし，北隣のターンテーブルは一切使われていませんでした．荷物を使用していないターンテーブルに振り分けることはできないのでしょうか．ちなみに，袋に入れた自転車はターンテーブルで流れてきました．

【総合評価】
ただ乗っている分には申し分ないのですが，やはり乗員の気が少し抜けているようなフライトでした．ほぼ満席で忙しいのはわかりますが，誰がこの便の担当なのか挨拶があっていいと思います．マニュアル以外の心遣いがJALの良さだと思っていますが，今回のフライトではそれが感じられませんでした．むしろ荷物や乗客が多く，また酷暑の中，羽田で働く地上職員の方に頭が下がる思いです．

【運賃種別】
個人旅行包括運賃（IIT）