搭乗レビュー
エンタメのコントローラーが惜しいSQのA330
- 口コミ投稿者
- HB-JMBさん
搭乗写真
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ふたを閉めた状態
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総評
【機内食・ドリンク】
この便では朝食(コールドミール)と昼食(ホットミール)の2回サービスされる。エコノミーでシーフード特別食のリクエストができるEKやOSとは異なり、朝食に関しては通常食と同じメニュー(卵のような温かいものがないいわゆるコンチネンタルブレックファスト)となる。内容と味に関しては標準的か。コールドミールでもボックスあるいは申し訳程度に食器を並べているのではなく、きちんとした食器にトレーを並べて出しているのはさすが。
いまどきエコノミーでもメニューカードが小冊子となっているのはさすがである(ただし折り返し便のミールサービスの内容も書かれているので、自分の便がどのメニューかを探すのが大変だが)
【座席(シート)】
B777-200近距離用とは異なり、座席リクライニング機構は1つのボタンで背もたれが倒れる通常のタイプである。動作は特にひっかかりは感じず普通。
座席幅に関してはA330では標準の2-4-2であるので、エコノミーでは標準的か。最近では省略されることの多いフットレストも装備されている。
テーブルも半分展開時に右側に鏡が備え付けられていたり、カップホルダーの横にはモバイル小物を入れられるスペースがあったりと座席自体は細かい部分まで配慮された設計がなされているように見受けられる。
【機内スタッフ】
対応にとりたて気になる点はなく、気配りも海外の航空会社では標準的か。なお、前便のSQ633便同様、シートベルトの着用状況は割とマメにチェックしているようである。
【エンターティメント】
近距離用機材での最新仕様と言われているだけあり、USB、モバイル機器用コンセントの装備もある。なお、タッチパネル式は採用されていない。一応最新型と言えるコンテンツ数、基本的な機能は持っているが、以下の点に難点がある。
1.モバイル機器用コンセントの真上にイヤホンジャック挿入口があり、エンタメのイヤホンにノイズが出やすい
2.1.と同じことが原因で、イヤホンを手さぐりでイヤホンジャックに挿入しようとする際、うっかりコンセントの穴にイヤホンのピンが入りそうになる(間違って電圧のかかる側にピンを入れてしまうと、イヤホンに100Vが流れてしまい、イヤホンが壊れるばかりか、感電してしまう恐れがあるため)。特に機内照明が消灯した状態で持ち込みの機器とUSBポートやビデオケーブルの抜き差しをしたい場合はコンセントと間違えると危ないので注意が必要である(当然飛行装備品保護のため漏電あるいはコンセントへの誤接続時(短絡時)に電力系統を保護する仕組みを介してコンセントに電力は供給されてはいるはずだが、乗客の立場として試験するわけにはいかず、過信は禁物なので)。
3.Enterボタンの機構が不良で、爪の先で若干押し上げるようにして押さないと動作しないため、新しい機材にもかかわらずEnterボタンが壊れやすく、動作がスムーズでない。設計段階から問題があるようである。自席だけでなくその隣の乗客も設計および動作が不良なEnterボタンに悩まされており、エンタメのコントローラーの設計に問題があるように思われる。タッチパネル式でないので、Enterボタンが動かないとまともに動作しなくなってしまう)。
2015年1月19日補足:9V-STJは2010年3月登録で、搭乗時点もうすぐ機齢が満5年となり、重整備に入る直前であることが一般的であることから、コントローラーの具合がイマイチだったように思われる(重整備直後であれば、コントローラーのボタンは綺麗になっていると思われるので・・・。EKのA380でもそうであったと思われるように)
【トイレ・洗面台】
最後まで比較的きれいな状態であった。なお、SQのトイレのごみ入れのふたは足元にあるペダルを踏まないと開かないので注意。機齢が新しいうちはよいが、重整備直前あるいは経年化すると仕掛けが複雑なだけに、飛行機を長く使うことを考えると普通のふたのタイプより整備の手間がかかる分ふたが開きにくくなる可能性を考えると、乗客の立場として便利は便利だが、手放しで喜べるわけではない。
【機材コンディション】
特に気になる点は見当たらず。座席リクライニング等動作も問題なし。
【空港サービス】
チャンギ空港は、降機後次の便のゲートまでの間に保安検査はなく、搭乗ゲート直前で保安検査を受ける方式であり、ラウンジ等から出るときに保安検査の分早めに出ないといけないのが難点(とはいってもSQがどうこうできるものではないが・・・)。
グランドスタッフの対応は標準的。なお、SQでは、入国カードなど入国にあたり記入が必要となるカード類(オーストラリアの場合は入国カードとエボラ対策の旅行歴および健康状態申告カード)は保安検査を通過し、搭乗券をグランドスタッフに見せるときに搭乗券と一緒に渡される。機内に入る前に記入を済ませば機内で慌てなくてよいので、この対応はさすがである。
【総合評価】
万が一Enterボタンが不良であっても、自分で持ち込んだエンタメ機器をコンセントまたはUSBを使って充電させることは可能であるため、その用意さえしておけばA330に関しては割と快適に過ごすことができるものと思われる。
Enterボタンの問題以外に気になる点はなく、エコノミーのどの便であっても比較的快適に過ごせるものと思われ、これがSQの評判なのではと思われる。
この便では朝食(コールドミール)と昼食(ホットミール)の2回サービスされる。エコノミーでシーフード特別食のリクエストができるEKやOSとは異なり、朝食に関しては通常食と同じメニュー(卵のような温かいものがないいわゆるコンチネンタルブレックファスト)となる。内容と味に関しては標準的か。コールドミールでもボックスあるいは申し訳程度に食器を並べているのではなく、きちんとした食器にトレーを並べて出しているのはさすが。
いまどきエコノミーでもメニューカードが小冊子となっているのはさすがである(ただし折り返し便のミールサービスの内容も書かれているので、自分の便がどのメニューかを探すのが大変だが)
【座席(シート)】
B777-200近距離用とは異なり、座席リクライニング機構は1つのボタンで背もたれが倒れる通常のタイプである。動作は特にひっかかりは感じず普通。
座席幅に関してはA330では標準の2-4-2であるので、エコノミーでは標準的か。最近では省略されることの多いフットレストも装備されている。
テーブルも半分展開時に右側に鏡が備え付けられていたり、カップホルダーの横にはモバイル小物を入れられるスペースがあったりと座席自体は細かい部分まで配慮された設計がなされているように見受けられる。
【機内スタッフ】
対応にとりたて気になる点はなく、気配りも海外の航空会社では標準的か。なお、前便のSQ633便同様、シートベルトの着用状況は割とマメにチェックしているようである。
【エンターティメント】
近距離用機材での最新仕様と言われているだけあり、USB、モバイル機器用コンセントの装備もある。なお、タッチパネル式は採用されていない。一応最新型と言えるコンテンツ数、基本的な機能は持っているが、以下の点に難点がある。
1.モバイル機器用コンセントの真上にイヤホンジャック挿入口があり、エンタメのイヤホンにノイズが出やすい
2.1.と同じことが原因で、イヤホンを手さぐりでイヤホンジャックに挿入しようとする際、うっかりコンセントの穴にイヤホンのピンが入りそうになる(間違って電圧のかかる側にピンを入れてしまうと、イヤホンに100Vが流れてしまい、イヤホンが壊れるばかりか、感電してしまう恐れがあるため)。特に機内照明が消灯した状態で持ち込みの機器とUSBポートやビデオケーブルの抜き差しをしたい場合はコンセントと間違えると危ないので注意が必要である(当然飛行装備品保護のため漏電あるいはコンセントへの誤接続時(短絡時)に電力系統を保護する仕組みを介してコンセントに電力は供給されてはいるはずだが、乗客の立場として試験するわけにはいかず、過信は禁物なので)。
3.Enterボタンの機構が不良で、爪の先で若干押し上げるようにして押さないと動作しないため、新しい機材にもかかわらずEnterボタンが壊れやすく、動作がスムーズでない。設計段階から問題があるようである。自席だけでなくその隣の乗客も設計および動作が不良なEnterボタンに悩まされており、エンタメのコントローラーの設計に問題があるように思われる。タッチパネル式でないので、Enterボタンが動かないとまともに動作しなくなってしまう)。
2015年1月19日補足:9V-STJは2010年3月登録で、搭乗時点もうすぐ機齢が満5年となり、重整備に入る直前であることが一般的であることから、コントローラーの具合がイマイチだったように思われる(重整備直後であれば、コントローラーのボタンは綺麗になっていると思われるので・・・。EKのA380でもそうであったと思われるように)
【トイレ・洗面台】
最後まで比較的きれいな状態であった。なお、SQのトイレのごみ入れのふたは足元にあるペダルを踏まないと開かないので注意。機齢が新しいうちはよいが、重整備直前あるいは経年化すると仕掛けが複雑なだけに、飛行機を長く使うことを考えると普通のふたのタイプより整備の手間がかかる分ふたが開きにくくなる可能性を考えると、乗客の立場として便利は便利だが、手放しで喜べるわけではない。
【機材コンディション】
特に気になる点は見当たらず。座席リクライニング等動作も問題なし。
【空港サービス】
チャンギ空港は、降機後次の便のゲートまでの間に保安検査はなく、搭乗ゲート直前で保安検査を受ける方式であり、ラウンジ等から出るときに保安検査の分早めに出ないといけないのが難点(とはいってもSQがどうこうできるものではないが・・・)。
グランドスタッフの対応は標準的。なお、SQでは、入国カードなど入国にあたり記入が必要となるカード類(オーストラリアの場合は入国カードとエボラ対策の旅行歴および健康状態申告カード)は保安検査を通過し、搭乗券をグランドスタッフに見せるときに搭乗券と一緒に渡される。機内に入る前に記入を済ませば機内で慌てなくてよいので、この対応はさすがである。
【総合評価】
万が一Enterボタンが不良であっても、自分で持ち込んだエンタメ機器をコンセントまたはUSBを使って充電させることは可能であるため、その用意さえしておけばA330に関しては割と快適に過ごすことができるものと思われる。
Enterボタンの問題以外に気になる点はなく、エコノミーのどの便であっても比較的快適に過ごせるものと思われ、これがSQの評判なのではと思われる。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 0740SIN-LT
- 搭乗時刻
- 0713SIN-LT
- 出発時刻
- 0741SIN-LT
- 飛行高度
- FL370-380-410
- 到着予定時刻
- 1815MEL-LT
- 到着時刻
- 1845MEL-LT
- 出発ゲート・スポット
- A21
- 離陸滑走路
- 02L
- 離陸時刻
- 0802SIN-LT
- 到着ゲート・スポット
- Gate 18/Spot D18
- 着陸滑走路
- 34
- 着陸時刻
- 1841MEL-LT
- メモ
- SIN-LT=UTC+8 MEL-LT=UTC+11 RWY09へアプローチしていたが、雷雲発生による気象激変により(おそらく管制指示もしくは機長の判断でゴーアラウンドを行い)着陸をやり直し、RWY34への着陸に変更。1827MEL-LTにゴーアラウンドのため再上昇。 落雷による入国審査システムダウンにより、降機可能となったのは1852MEL-LT
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