Rating: 2
Author: sky737

航空会社春秋航空日本 (スプリングジャパン)

2024年04月11日に撮影された春秋航空日本 (スプリングジャパン)の航空機写真

春秋航空が2012年に日本で設立した格安航空会社(LCC)。...

国: 日本
IATA | ICAO: IJ | SJO
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.90 [232件]

搭乗レビュー
スプリングジャパンの最狭シート広島～成田

航空会社: スプリング・ジャパン
便名: IJ622
エコノミー

搭乗日: 2021/11
路線: 広島 → 成田(東京)

機体記号: JA05GR
機材: Boeing 737-8AL

総評：2: 2ッ星

機内食・ドリンク: 無評価
座席（シート）: 1ッ星

エンターティメント: 1ッ星
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 5ッ星
機内清潔さ: 3ッ星

地上サービス: 4ッ星
コストパフォーマンス: 3ッ星

口コミ投稿者: sky737さん

アクセス数: 4,225
投稿日: 2021/11/07

総評

スプリングジャパンに乗る際はいつもだと右側前方を座席指定をしているのですが、空港に向かっている時に指定していないことに気づきました。時既に遅し。座席指定できる時間は過ぎていました。発券してみると、ネット上で狭いと言われていた15ABCの中の一つ、15Aの文字が。リクライニングも出来ない上、右側15DEFと広さが全然違うという他人の評価を見て心して乗りました。搭乗開始の順番が来ても急いで乗りません。

いざ自分の席に向かうとパッと見で狭さが分かり、笑いも出ず、顔はひきつっていたことでしょう。15列目のC席B席を通るだけでも…なのですが、いざ座ってみると恐ろしい狭さ。自慢にはなりますが、私自身が背もあるし足が長いのできちんと座ろうとしてもガッツリ前の席にくっ付き、膝が痛くなるくらい。隣の席に誰か来たらホンマにエコノミー症候群になるかもと思うくらい。座って1秒で自分自身を攻めました。非常口座席前ということもあってか、他の座席とは違って90°に近い角度で背もたれも違和感しかなく、苦しかったです。隣に誰も来るなよと念を込めながらみんなの着席を見つめていました。「只今、ドアが閉まりました」のアナウンスがあり15Bの席は空席のようで命拾いしました(15Cは来た)。離陸前に、前席の中国人がリクライニングをしてくるという仕打ちを受けましたが、カッコいい男性客室乗務員さんが回避してくださいました。あなたは神です(離陸着陸時は当然のことなのですが)
離陸しても翼で景色もあまり楽しめない。早くシートベルト着用サイン消灯してください！と期待を込めるものの、こんな時に限ってなかなかです。消灯した瞬間にシートベルトは外して肘掛けを上げ、B席の半分くらいは身体が入りこんでいたでしょう。横(窓側)を向いて座ってました。お行儀悪いですが、身体が痛いので許してください。

「11月より社名が変わりました」「この機体(5号機)は新しいロゴで塗装し直したもの」「記念品をお配りします」…などなど本来ならめでたいことをアナウンスされていましたが、乗っていた時の私にとってはどうでもいいからとにかく早くここから出してほしいんだよ…と思うばかり。イケメンのお兄さんに記念品のトートバッグを渡され、苦し紛れにもありがとうございますと返事はしておきました。せっかくなのでこの記念品を撮影しようとテーブルを開けると、全然平行にならなくて傾いてました。こりゃヒドイ。ひたすら、心の中で早く成田に着け！と思っているがなかなか時間が経たない。「ポーン」。シートベルト着用サインが点灯して時計見たけど、着陸態勢にしては早すぎる。揺れる見込みとのアナウンスで仕方なしにシートベルトをする。背筋ピーン。前の方に座ってる欧米人もだいたい頭突き出ていたので、あの人も狭い想いをしてるんだなと。同士よ！お互い耐えぬこう！頑張ろう！と勝手に思ってました(向こうは見向きもしないし、気づいてないだろう)

着席から到着までの1時間45分間苦痛に耐えぬき、席を立った時は生きてて良かったと心から思いました。今思えばシートベルトサイン消灯中に、途中で席を外せば良かったのかもしれません。最狭シートを体験してみて、奴隷船という言葉がピッタリだなと思いました。

ちなみに今回、777円のセールで買った航空券が減便対象(欠航)となり振替したものです。手数料や諸税含めて1767円という破格で乗ったものです。お金を払わない人には然るべき対応(15列目の最狭シートに割り当てる)であると強く思いました。
スプリングジャパンの存続のためだけでなく、私自身の身体のためにも、次に乗る時はお金払って座席指定します。