関空への高速アクセス、改善で広く効果期待-国交省が調査

関空への高速アクセス、改善で広く効果期待-国交省が調査

国土交通省は2012年5月29日、「平成23年度 関西国際空港高速アクセスに関する検討調査結果」を発表しました。関空へのアクセスが良くないと指摘されますが、改善された場合の航空需要への影響を把握するため、旅客流動、高速アクセスへの利用者の意識調査が行われました。

関西空港へは所要時間、費用を関西3空港で比べると、潜在的な利用者と見られる背後圏人口が最も少ない状況。整備新幹線、ピーチの国内路線、高速道路といった高速アクセス交通機関を組み込んだ場合、特に梅田、新大阪、難波の順に需要が増え、近畿圏の南北に広く及ぶとしています。また、国際線需要では陸路で関空へ移動する地域を中心に、広域的な効果も期待させる内容です。

調査では今後の課題として、格安航空会社(LCC)路線が増加するなど航空路線の拡大、高速アクセス交通機関のサービス水準などの考慮をあげています。

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