カンタス航空グループ、本社移転を検討 再建・経費削減

カンタス航空グループ、本社移転を検討 再建・経費削減

ニュース画像 1枚目:カンタス航空 A380
© Qantas
カンタス航空 A380

カンタス航空グループは2020年9月15日(火)、再建計画の一環、かつ経費削減の取り組みとして、シドニー国際空港近くの本社を含むグループ施設の移転を検討すると発表しました。グループ各社の年間4,000万豪ドル、日本円でおよそ30億円にのぼるオフィススペースの費用を中心に、組織全体の効率化を検討します。

カンタス航空の本社は賃貸物件で、メルボルンにあるジェットスター本社の賃貸物件なども含め、移転、統合などの可能性があります。さらに、シドニーとメルボルンに設けているフライトシミュレーターセンター、ブリスベンのカンタス航空の重整備施設など、一部の運航支援施設も移転する可能性があります。

この移転・統合の可能性は本社の従業員25%削減を含む雇用規模の縮小を受けて検討しています。スタッフが減少する中、効率性の向上とグループの将来に向けた準備が目的です。

カンタス航空グループの施設は空港を軸に配置されていますが、事業、旅客に支障を与えることなく、移転を検討するとコメントしています。その移転先の候補として、2026年12月に開業予定のウェスタン・シドニー空港もあげています。

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