ビジネスジェット機解体 航空機リサイクルを動画で公開

ビジネスジェット機解体 航空機リサイクルを動画で公開

ニュース画像 1枚目:機体を半分に切断
© エンビプロ
機体を半分に切断

産業廃棄物のリサイクル事業を手がけるエコネコルは、ダイヤモンド・エア・サービスが使用していたビジネスジェット機、グラマンG-1159型、機体記号(レジ)「JA8431」の解体・リサイクルを実施しました。この様子が動画で公開されています。

燃費効率の良い新たな機種の登場で機体更新のペースが加速し、退役機の数が増えています。さらに廃棄に至る段階まで環境問題への意識が高まり、解体時の資源をリサイクルする必要性が増していることもあり、航空機のリユース・リサイクルは注目される分野になっています。JA8431の解体を手がけたエコネコルは、政府専用機で売買契約を締結し、海外へ売却したことを契機に、日本での航空機のリユース・リサイクルの事業を開始しています。

公開された動画では、コクピットを含む機首部分は展示用リユースとして切り離し、残った機体の後部は重機で車両に積載可能なサイズに解体し、エコネコル本社工場の大型シュレッダーラインに運び込み、素材毎にリサイクルする様子が収められています。

航空機のリユース・リサイクルは、(1)機体を機体として再利用、(2)機体を解体して部品として再利用、(3)全て解体して素材毎に再資源化、大きく3つあります。この選択は、取引先の意向、機体の状態、市場ニーズにより、決まるものと説明しています。エコネコルでは今後、航空機のリユース・リサイクルの技術、ノウハウ、市場の研究を継続していく方針です。

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