国内航空各社が2021年4月23日(金)、2021年度ゴールデンウィークの予約状況を発表しました。ゴールデンウィーク期間は4月29日(木)~5月5日(水)の7日間で、いずれも4月23日(金)時点の予約状況です。フルサービスから格安航空会社(LCC)まで10社合計の提供座席数は216万7,674席、予約数は107万3,261人、予約率は49.5%です。ただし、緊急事態宣言が東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に発出されると、予約率は低下する可能性があります。
国内線は各社とも緊急自体宣言が発出されていた2020年度と比べると、予約数は大きく伸びています。ただし、コロナの影響を受けていない2019年度と比べ3割から4割程度の予約にとどまっています。供給座席数で見ると、全日空(ANA)が最も多い92万870席、日本航空(JAL)が57万9,271席を提供します。予約数はANAが44万4,493人、JALが29万2,099人、予約率はANAが48.3%、JALが50.4%です。
国際線は、引き続き各国の検疫体制から入国制限が影響し、予約数はJALが11,986人、ANAが8,634人、春秋航空日本(SPRING JAPAN)が534人です。いずれも2020年度と比べ増加しており、JALは655%、ANAは106%、SPRINGは1451%です。ただし、曜日配列などが異なるものの2019年度GW実績を7日間換算にすると、JALは約18万6,000人超、ANAは約21万人超で、コロナ前には全く届かない水準となっています。
■国内線予約状況航空会社 | 提供座席数 | 総予約数 | 予約率 (%) |
---|---|---|---|
ANA | 920,870 | 444,493 | 48.3 |
JAL | 579,271 | 292,099 | 50.4 |
SKY | 200,718 | 86,888 | 43.3 |
SNJ | 66,158 | 29,255 | 44.2 |
ADO | 53,145 | 26,775 | 50.4 |
FDA | 37,769 | 18,004 | 47.7 |
SFJ | 32,165 | 16,674 | 51.8 |
APJ | 151,200 | 87,287 | 57.7 |
JJP | 118,440 | 68,476 | 57.8 |
SJO | 7,938 | 3,310 | 41.7 |
10社計 | 1,246,804 | 628,768 | 50.4 |
航空会社 | 提供座席数 | 総予約数 | 予約率(%) |
---|---|---|---|
JAL | 57,947 | 11,986 | 20.7 |
ANA | 50,423 | 8,634 | 17.1 |
SFJ | 803 | 534 | 66.5 |
3社計 | 109,173 | 21,154 | 19.4 |