航空機登録 2022年11月動向、設立準備が進むトキエアの初号機など

国土交通省航空局によると、2022年11月の日本国籍の航空機登録は、新規登録7機、抹消14機、予約登録3機でした。

主な旅客機の動きは、営業準備を進めるトキエアのATR72-212A型機「機体記号：JA01QQ」、全日空(ANA)のボーイング787-9型機「JA935A」が新規登録。ANAが2機、ピーチが1機の抹消を行いました。そのほか、ヤマトトランスポートが運航する予定のエアバスA321P2F型貨物機がジェットスター・ジャパンからスプリング・ジャパンへ変更され、予約登録されました。

■2022年11月 新規登録機

新規登録7機のうち2機が旅客機で、トキエアのATR72-212A型機「JA01QQ」、ANAのボーイング787-9型機「JA935A」。その他、中日本航空が2機のエアバス･ヘリコプタｰズAS350B3型機を登録しています。

■2022年11月 抹消登録機

ANAは777-300型機「JA786A」と767-300型機「JA619A」を退役させました。「JA786A」は、2014年まで「心をひとつに、がんばろうニッポン」特別塗装機として運航されていた機体です。ピーチはエアバスA320型機「JA06VA」を抹消。

© FlyTeam GE90エンジンさん

「心をひとつに、がんばろうニッポン」特別塗装が施されていた「JA786A」（GE90エンジンさん 2014年3月30日撮影）

抹消された14機のうち、2機がカナダへ、1機がオーストラリアへ、1機が国名不明の海外へ、それぞれ売却されています。国土交通省航空局から退役したボンバルディアDHC-8-315型機「JA007G」は、売却先のカナダで新たな機体記号「C-GYTY」が与えられています。

© FlyTeam いちろくさん

カナダでの活躍が期待される元「JA007G」(いちろくさん 2020年2月12日撮影 )

■2022年11月 予約登録機

運航を予定するヤマトトランスポートのA321P2F 3機が、予約登録。これらの機体は2022年6月に一度予約登録されましたが、運航会社がジェットスター・ジャパンからスプリング・ジャパンに変更となったため、あらためて予約登録されています。