ライアンエアに「1機だけ」在籍したボーイング737-700型機「機体記号:EI-SEV」が、2023年3月に抹消され、同社グループのポーランドを拠点とする「バズ」へ移籍しました。「EI-SEV」は、少なくとも2020年11月ごろまで、全席ビジネスクラス仕様の革シート60席を装着。座席は、少々狭く感じる格安航空会社を感じさせるイメージとは違い、豪華な印象の機体でした。
ライアンエアでは、189席仕様のボーイング737-800型機および、737-8-MAXをベースとした座席増加型197席仕様の737-8-200型を、グループ全体で300機以上運航。すべて737-800系で統一されています。今回移籍した「EI-SEV」は、他の機体と比べて座席数が3分の1しかないため、定期便へ投入される機会は滅多になく、訓練用・予備機または、企業やスポーツチーム向けのプライベート・チャーターとして使用されていました。
「バズ」へ移籍した同機は、機体記号「SP-RUM」へ変更済み。バズ社の運航機材もライアンエアと同様に737-800系で統一されているため、引き続き、訓練用・予備機または、チャーター用として使用されるものとみられます。
■ 2020年11月 スポーツチーム向けチャーター運航の様子Look who we've just had on board
— Ryanair (@Ryanair) November 16, 2020
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