ANAやスカイマークをはじめ、計5か国6社の航空会社が運航している特別塗装機「ピカチュウジェット」。2024年2月からはガルーダインドネシア航空の「ピカチュウジェット GA」が新たに運航開始。世界各地の「ピカチュウジェット」を撮影したり搭乗したりして"ゲット"してみるのも面白そうです。今回は、各社の「ピカチュウジェット」機材と運航スケジュールを紹介します。
スカイマーク「ピカチュウジェット BC1・2」
スカイマークは、2機のボーイング737-800型機に「ピカチュウジェット BC1・2」塗装を施して運航しています。2機で仕様が異なり、「BC1(機体番号:JA73AB)」は黄色、「BC2(機体番号:JA73NG)」は白色ベースの塗装です。主に那覇、宮古島、下地島などの沖縄路線に投入されているほか、羽田空港に飛来することも多いため、現在日本で一番"ゲット"しやすい「ピカチュウジェット」といえるでしょう。運航スケジュールは、翌日分までがスカイマークの公式サイト上で公開されています。
ANA「ピカチュウジェット NH・イーブイジェット NH」
ANAはボーイング787-9型機「機体番号:JA894A」に「ピカチュウジェット NH」塗装を、ボーイング777-300ER型機「機体番号:JA784A」に「イーブイジェット NH」塗装を施して運航中。いずれも国際線仕様の機材で、日本国内では成田空港と羽田空港で見る機会がありますが、「ピカチュウジェット BC」と比べると"ゲット"しづらいかもしれません。2024年夏ダイヤ期間中の投入路線はANA公式サイト上で発表されていますが、詳細な運航スケジュールについては発表されていません。
■ANA「ピカチュウジェット NH・イーブイジェット NH」投入路線
<ピカチュウジェット NH>対象路線 | 便名 |
---|---|
成田/パース | NH881/NH882 |
成田/シンガポール | NH801/NH802 |
成田/バンコク | NH805/NH806 |
成田/ホーチミン | NH833/NH834 |
成田/ムンバイ | NH829/NH830 |
成田/ジャカルタ | NH835/NH836 |
成田/マニラ | NH819/NH820 |
成田/クアラルンプール | NH815/NH816 |
成田/香港 | NH811/NH812 |
成田/上海(浦東) | NH919/NH920 |
羽田/バンクーバー | NH115/NH116 |
羽田/ホノルル | NH185/NH186 |
羽田/シドニー | NH879/NH889/NH880/NH890 |
羽田/シンガポール | NH841/NH843/NH842/NH844 |
羽田/バンコク | NH848/NH849 |
羽田/クアラルンプール | NH885/NH886 |
羽田/デリー | NH837/NH838 |
羽田/ジャカルタ | NH855/NH856 |
羽田/マニラ | NH869/NH870 |
羽田/北京 | NH961/NH962 |
羽田/広州 | NH923/NH924 |
対象路線 | 便名 |
---|---|
成田/サンフランシスコ | NH008/NH007 |
成田/シカゴ | NH012/NH011 |
羽田/サンフランシスコ | NH108/NH107 |
羽田/シカゴ | NH112/NH111 |
羽田/ニューヨーク | NH110/NH109/NH160/NH159 |
羽田/ロンドン | NH211/NH212 |
チャイナエアライン「ピカチュウジェット CI」
チャイナエアラインのエアバスA321neo「機体番号:B-18101」には、「ピカチュウジェット CI」塗装が施されています。日本へ飛来することも多く、主に熊本空港や高松空港で見ることができます。投入路線・期間と便名についてはチャイナエアライン公式サイト上で公開中。成田や羽田、関空などの主要空港へ飛来することが少なく、"ゲット"難易度は日系2社に比べると高そうです。
■チャイナエアライン「ピカチュウジェット CI」主な投入路線
対象路線 | 便名 | 運航期間 |
---|---|---|
熊本/台北(桃園) | CI195/CI194 | ~2024/6/30 |
高松/台北(桃園) | CI179/CI178 | ~2024/6/30※不定期 |
■スクート「ピカチュウジェット TR」
スクートの787-9「機体番号:9V-OJJ」は「ピカチュウジェットTR」として活躍中。日本路線では成田/シンガポール線に投入されているほか、香港、ソウル、メルボルン線などでも運航されています。4月25日(木)までの一部運航スケジュールはスクートの公式サイト上で公開されており、狙って"ゲット"することも可能。なお、公式サイト上で公開されていない便・路線にも投入されていることが多数あります。
■スクート「ピカチュウジェット TR」5/30までの運航スケジュール
日付 | 対象路線 | 便名 |
---|---|---|
2024/04/16 | シンガポール→ソウル | TR840 |
2024/04/16 | ソウル→シンガポール | TR841 |
2024/04/24 | シンガポール→成田 | TR808 |
2024/04/25 | 成田→シンガポール | TR809 |
2024/05/07 | シンガポール→成田 | TR808 |
2024/05/08 | 成田→シンガポール | TR809 |
2024/05/16 | シンガポール→ソウル(仁川) | TR842 |
2024/05/16 | ソウル(仁川)→シンガポール | TR843 |
2024/05/30 | シンガポール→バンコク | TR616 |
2024/05/30 | バンコク→シンガポール | TR617 |
ティーウェイ航空「ピカチュウジェットTW」
ティーウェイ航空の737-800「機体番号:HL8306」には「ピカチュウジェットTW」塗装が施されています。これまで福岡空港や関西国際空港、新千歳空港、成田空港など日本各地に飛来しており、比較的容易に"ゲットできる"機材です。ティーウェイ航空公式サイトでは1週間分の運航スケジュールが公開されており、4月中は韓国国内線のほか、関西・福岡線などに投入される見込みです。
ガルーダ・インドネシア航空「ピカチュウジェット GA」
2024年4月現在最新の「ピカチュウジェット」は、ガルーダ・インドネシア航空が運航する「ピカチュウジェット GA1」です。737-800「機体番号:PK-GMU」に施されたこの塗装は2024年2月から運航開始。現在、4月30日(火)までのスケジュールが公開されていますが、日本への飛来予定はありません。ガルーダ・インドネシア航空の日本への定期便には主にエアバスA330型機が使用されており、今のところ最も日本国内で"ゲット"するのが難しい機材といえます。なお、ガルーダ・インドネシア航空は今後、新たに「ピカチュウジェット GA2」も運行開始し、「ピカチュウジェット」を737-800 2機体制に拡大します。
■ガルーダ・インドネシア航空「ピカチュウジェット GA」4/30までの運航スケジュール日付 | 対象路線 | 便名 |
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2024/04/06 | ジャカルタ/テルナテ | GA648/GA649 |
2024/04/07 | ジャカルタ/バリクパパン | GA564/GA567 |
2024/04/08 | ジャカルタ/パタン | GA148/GA149 |
2024/04/09 | ジャカルタ/スラバヤ | GA448/GA449 |
2024/04/11 | ジャカルタ/ペカンバル | GA174/GA177 |
2024/04/14 | ジャカルタ/パタン | GA148/GA149 |
2024/04/17 | ジャカルタ/ゴロンタロ | GA644/GA645 |
2024/04/18 | ジャカルタ/バリ | GA414/GA415 |
2024/04/19 | ジャカルタ/マカッサル/ゴロンタロ | GA642/GA643 |
2024/04/22 | ジャカルタ/バリ | GA422/GA419 |
2024/04/30 | スラバヤ/バリ | GA342/GA349 |