NTSB、JALの787のバッテリー発火 熱暴走との見方

NTSB、JALの787のバッテリー発火 熱暴走との見方

アメリカ運輸安全委員会(NTSB)は2013年2月7日、1月7日にボストン・ロ−ガン国際空港で起きた日本航空(JAL)の787-8、機体記号(レジ)「JA829J」の出火に関連し、補助動力ユニット(APU)を始動するバッテリーの調査状況についてアップデートを発表しました。

発火は、1つの電池ユニットがショートしたのち、その熱が周囲の電池ユニットに連鎖的に広がったとの見方を示しました。いわゆる「熱暴走」で周囲の電池ユニットに広がったと説明しています。NTSBでは引き続き、電気系統システムがどのように充電するかを調査するとしています。

さらに、787の認証についてもNTSBは言及。バッテリーの設計や認可、製造過程の各段階で安全性が確保されるよう行程の見直しも検討している、とも発表。787の再就航については、アメリカ連邦航空局(FAA)が決めることとの考えですが、関係機関が協力すると調査が最優先される方針を示しています。

なお、NTSBは30日以内に、今回の調査について中間報告書をまとめるとしています。

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