フェデックス、最後の727-200が退役

フェデックス、最後の727-200が退役

フェデックスは2013年6月21日、同社保有の727-200F、機体記号(レジ)「N481FE」がハブとするメンフィス国際空港に着陸、この運航をもって退役したと発表しました。フェデックスではこの退役にあわせ、スタッフにより式典を開催しました。

フェデックスが保有する727はこれで全て退役し、フェデックスで35年に渡り馬車馬として活躍した機体が同社からは無くなります。これは機材更新を進める一環として実施されたものです。

フェデックスは1978年1月14日に同社で初の727旅客機を受領し、貨物に転用。その後も旅客機から貨物機へ改修して727を導入しましたが、1984年からは新造機の貨物機を導入。一時は727を170機保有する世界最大の727運航会社となりました。

727-200の退役と機材更新は2007年から進めており、現在は757に置き換えているほか、777Fの導入も進めています。このほかMD-10も767で機材更新を進めています。これにより、フェデックスは2020年までには30%の二酸化炭素排出量の削減、2030年は30%の燃料を化石燃料から代替燃料に置き換えていく計画です。

メニューを開く