エアバス、今後20年で29,220機超の新造機需要を予測

エアバス、今後20年で29,220機超の新造機需要を予測

エアバスは2013年9月24日、2013年から2032年の航空機市場予測「グローバル・マーケット・フォーカスト(GMF)」を発表しました。今後20年間で航空輸送量は年間4.7%ずつ増加し、29,220機以上の新造の旅客機、貨物機が必要になる見通し。金額ベースでは4兆4,000億米ドル。新造旅客機の需要は約28,350機で、金額ベースでは4兆1,000憶米ドル。この予測によると、世界中で運航されている航空機は現在17,740機で、2032年までに約36,560機に倍増する見込み。

世界の大都市への人口集中により、大都市の数は倍増し、現在の42都市から2032年には89都市に増加。長距離航空輸送の99%が大都市間を結ぶ便、または経由すると予測しています。

エアバスの予想では、こうした航空輸送量の増加により、航空会社は大きなサイズの航空機を選定する、または発注済みの機体を大きなサイズの機体へ変更し、航空機の平均サイズは25%大きくなるとしています。

また、2032年までにアジア太平洋地域は、欧州や北米を抜き世界最大の航空輸送市場になると予測。旅客数も現在の29憶人から2032年には67億人に倍増するとしています。

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