タイフーン・トランシェ 3、飛行試験を開始【画像】

タイフーン・トランシェ 3、飛行試験を開始【画像】

BAEシステムズは2013年12月6日、タイフーン・トランシェ 3の飛行試験を開始したと発表しました。

タイフーン・トランシェ 3

トランシェ3は一見従来のタイフーンと違いはありませんが、数百箇所の変更や追加があります。外見から分かる小さな違いのひとつは、コンフォーマルタンク取り付けに対応した胴体の小さなパネルで、コンフォーマルタンクの装着により、航続距離が伸び、武器を搭載する場所を空けることができます。

機首には新しいEスキャン(AESA)レーダーを容易に搭載できるよう、電力と冷却能力が強化されています。

最初のトランシェ 3は、ユーロファイター・コンソーシアムによりプロデュースされ、BAEシステムズが組み立てました。機体はイギリス空軍向け単座型のNo.116(BS116)で、ナット・ピースメイクの操縦で初飛行しました。

タイフーンは今年始めにミーティアー・ウエポン・システムのインテグレートを契約し、11月にはMBDAストームシャドー・ミサイルをインテグレートする最初の飛行試験が実施されました。また、Eスキャンレーダーを搭載する試験機の準備も進んでいます。

トランシェ 3の前期型であるトランシェ 3Aは、112機を生産することがドイツとイタリア、スペイン、イギリスで調印され、イギリス空軍へは40機が生産されます。

メニューを開く