沖縄県のアメリカ空軍嘉手納基地で、第17特殊作戦飛行隊(17SOS)は、MC-130Pコンバットシャドウ4機による最後の編隊飛行を、2014年10月16日に実施しました。着陸時には消防車の放水アーチによる祝福がありました。
MC-130Pは、長距離特殊作戦の際にヘリコプターに空中給油を行う機体で、1980年代半ばから運用されてきました。80年代後半のパナマ作戦、90年代初頭の湾岸戦争では、重要な作戦をサポートしてきました。
現在、後継機のMC-130JコマンドウIIの配備が進んでおり、今回の編隊飛行が太平洋地域でのMC-130P退役の始まりを意味しています。嘉手納基地からアリゾナ州デビスモンサン基地への空輸が2014年10月から始まり、最後の1機は2015年4月に退役する予定です。そして5月にはMC-130P全機が退役します。