航空自衛隊は、2014年11月30日(日)から12月5日(金)まで、齊藤治和航空幕僚長がアメリカへ出張すると発表しました。アメリカ空軍のF-35A部隊新設の準備、操縦者課程教育の実施状況の視察を通じて、航空自衛隊F-35A部隊新設に向けた情報収集や、教育態勢の整備に役立てるとしています。
訪問予定のアリゾナ州ルーク空軍基地(AFB)には、空軍のF-35アカデミック・トレーニング・センター(ATC)の建物が完成しており、12のフライトシミュレーター室、教室、講堂が備えられています。この施設では2015年5月4日から他機種からF-35への転換訓練を本格的に開始し、2016年からは新人パイロット訓練を計画しています。
また、この後にコロンブス空軍基地を訪問し、外国空軍優秀卒業者名簿追加式「International Honor Roll (IHR)」に参加し、各国空軍参謀長などと意見交換を行い、アメリカ空軍をはじめ、各国空軍との関係強化、交流を促進するとしています。