スターフライヤー、羽田、北九州、山口宇部でR-NAV進入方式で運航

スターフライヤー、羽田、北九州、山口宇部でR-NAV進入方式で運航

スターフライヤーは2014年12月1日から、羽田空港、北九州空港、山口宇部空港で高規格RNAV進入方式「RNP-ARアプローチ」の運航を開始しました。国土交通省航空局から認可を取得したものです。

RNP-ARでは、合計7機で取得しており、機体記号(レジ)では「JA07MC」「JA08MC」「JA09MC」「JA20MC」「JA21MC」「JA22MC」「JA23MC」です。「JA05MC」「JA06MC」の2機については、RNP-ARを実施する装備を搭載していますが、エアバスと製造国が発行する証明書を受けていないことから、適用除外となっています。

「RNP-AR(Required Navigation Performance Authorization Required)」は、航空用の衛星(GPS)位置情報などを、航空機に搭載した航法コンピューターで処理・監視しながら、目的地飛行場に設定された飛行経路を正確に飛行し、着陸する高規格な運航方式です。RNP-AR方式の導入により、効率的に着陸することができ、これまでと比べ飛行距離を節約できるほか、燃費効率化も期待できます。

さらに北九州空港で、雨や霧などで視程が悪い場合、管制官による誘導で飛行場に接近し、滑走路の端から発射される電波(ILS)をとらえて自機の位置を確認ながら着陸を行なっていたところ、RNP-ARアプローチでは設定された進入経路から0.3マイル、約500メートル以上外れると、コンピューターが警告を発する高精度の機能により、飛行場へ近づく際も管制官による誘導が必要なく着陸できます。

なお、RNP-ARアプローチが使用できない場合は、台風による強風時、地上視程1200メートルの濃霧発生時、マイナス5度未満と46度以上の極端な気温、GPS衛星からの位置情報を得られない場合、航空機の必要な装備品が故障の場合、他の運航便との管制間隔の管制上の理由などです。

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