スカイマークは2015年2月5日、投資ファンドのインテグラルから運転資金用の資金として90億円の提供を受けることを発表しました。インテグラルと再生支援基本契約を締結したものです。
スカイマークは、現在、年間650万人以上の搭乗客に利用される旅客数で日本では第3位の航空会社です。インテグラルは日本国内の上場、未公開企業を対象に独立系のプライベート・エクイティ投資会社で、スカイマークによる民事再生手続開始決定を受け、その早期再生をめざし、特定の金融グループに属さず、航空会社からも中立的な立場を活かして支援します。
特に、(1)運転資金用資金の貸付上限枠内での適時貸付(DIPファイナンス)を通じたキャッシュフローの安定化支援、(2)要員派遣による業務プロセス等の管理の支援、(3)民事再生手続における再生計画案策定の支援を行います。
インテグラルは、DIPファイナンスが株式に振り替えられることを前提に、長期的視野
に立ち、エクイティ投資家としてスカイマークの再生手続きにコミットするとしています。今後、インテグラルはスカイマークの各種支援で共同スポンサーを広く募集、選定し、再生計画案の策定を進めます。