HMSプリンス・オブ・ウェールズにMT30ガスタービン・エンジン搭載

HMSプリンス・オブ・ウェールズにMT30ガスタービン・エンジン搭載

ニュース画像 1枚目:HMSプリンス・オブ・ウェールズに搭載されるMT30エンジン
© Rolls-Royce
HMSプリンス・オブ・ウェールズに搭載されるMT30エンジン

ロールス・ロイスとエアクラフト・キャリアー・アライアンスは、2015年3月5日、建造中のイギリス海軍空母HMSプリンス・オブ・ウェールズに、MT30ガスタービン・エンジンを1日の作業で据え付けを完了したと発表しました。

プリンス・オブ・ウェールズは、クイーン・エリザベス級空母の2番艦で、ロールス・ロイスMT30ガスタービン・エンジン2基とディーゼル・エンジン4基を搭載して発電し、モーターでスクリューを駆動する統合電気推進方式を採用しています。空母が必要とする電力は、スウィンドンぐらいの街が必要とする電力と同じ109メガワットで、MT30 2基はその3分の2を供給します。

1基あたり36メガワットを発電するMT30ガスタービン・エンジンは、舶用エンジンとしては最も出力密度の高いエンジンで、ボーイング777用のトレント800と約80%のパーツを共有する派生型です。

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