エア・リース・コーポ、A330neoとA321LRの55機を確定発注

エア・リース・コーポ、A330neoとA321LRの55機を確定発注

ニュース画像 1枚目:A321neo LR エア・リース・コーポレーションの塗装
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A321neo LR エア・リース・コーポレーションの塗装

航空機リース会社のエア・リース・コーポレーション(ALC)は2015年3月9日、エアバスと55機の発注を確定しました。契約はA330-900neoを25機、A321LRを30機です。

25機のA330-900neoは2014年7月、ファンボロー・エアショーで覚書(MoU)を締結したもので、ALCはローンチカスタマーとなっています。また、30機のA321LRは2015年1月、A321を改良し、最大離陸重量(MTOW)97トンで現行機より長距離飛行ができるタイプの開発発表にあわせ、ALCが発注覚書を締結していました。この機種でもALCはローンチカスタマーとなります。

A330neoはA330-800neoとA330-900neoの2機種を用意し、2017年第4四半期にデリバリーを開始する予定です。A330のトレント700エンジンを改良したトレント7000エンジンを搭載し、座席あたりの燃費効率は14%改善される見込みです。

A321LRは、A320ファミリーの最新の機種で4,000海里まで飛行できる機種です。エアバスは単通路機で最も長い距離を飛行できる機種で、大西洋路線に投入することが出来るとしています。2クラス制の仕様で、206席を装備できるとしています。初号機は2019年に引き渡しを開始する予定です。

ALCは2機種のローンチカスタマーとなり、同社が航空会社からエアバス機の導入意欲を多く得ていることから、より効率的で、長距離を飛行でき、旅客に快適な機材を提供でき誇りに思うとコメントしています。
この発注確定により、ALCはエアバスに258機を発注済となっています。内訳はA320ceo(現行機)ファミリー53機、A320neo(新エンジン機)ファミリー140機、A330ファミリー15機、A330neoファミリー25機、A350 XWBファミリー25機です。

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