HondaJet、FAAから暫定型式証明を取得 納入・運航開始の一歩手前に

HondaJet、FAAから暫定型式証明を取得 納入・運航開始の一歩手前に

ニュース画像 1枚目:テスト飛行を行うHondaJet
© HondaJet / Honda
テスト飛行を行うHondaJet

ホンダ・エアクラフトは2015年3月27日、開発中のHA-420 HondaJetが、アメリカ連邦航空局(FAA)の暫定型式証明(PTC)を取得したと発表しました。これは型式証明取得の認証テスト、設計レビューを基にした証明の発行で、設計面でFAAがこの機体を承認したものとなります。

ホンダ・エアクラフトの藤野道格社長兼CEOは、「PTCは顧客引き渡し、運航開始に向けた大きなマイルストーンで、重要な一歩だ」とコメントしています。ホンダ・エアクラフトは、HondaJetの引き渡しまで最終的な型式証明の取得が必要ですが、これも間近に迫っています。

今後は、FAAと最終のテスト飛行を行い、その承認を取得した後、数カ月以内に正式な型式証明の取得を目ざします。これまで、HondaJetは4機の試験飛行機を使用し、2,500飛行時間を超えるテストを行ってきました。飛行試験プログラムはアメリカで70地点以上で広範なテストを実施しています。

機体の製造は、ノースカロライナ州グリーンズボロの同社工場で行われています。最終組立ラインは、12機の組立が行われており、さらに5機の製造に向けて準備が進められています。

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