エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは、2015年3月30日、メキシコ海軍が初めて2機発注したウイングレット付きC295Wは、約4%の燃費向上により、高温・高地からより多くのペイロードをより遠くへ輸送することができると発表しました。
エアバスDSイン・ラテンアメリカのアントニオ・ロドリゲス・バルベラン氏は「ウイングレットによる高温・高地での性能向上は、C295W開発の鍵となる一歩です。ラテンアメリカ最大のエアバスDS輸送機カスタマーであるメキシコに、C295Wを初めて納入できるのはたいへん嬉しい」と話しています。
メキシコ海軍のホセ・マリア・ガルシアマケド提督も「従来のC295を永年使用しているので、C295Wとの混合運用は問題が生じないか心配していた。しかし、性能の向上を知りこれを見逃すことができなくなってしまった」と話しています。
なお、今後生産されるC295は、すべてウイングレット装備のC295Wとなります。