カーゴルクス、B747-8F型のデリバリー拒否の理由–うわさ飛び交う

カーゴルクス、B747-8F型のデリバリー拒否の理由–うわさ飛び交う

カーゴルクスがローンチカスタマーとなるB747-8F型のデリバリーをキャンセルした件で、カーゴルクスが「契約上の問題」とコメントしている点で様々な憶測が飛び交っている。

Air Cargo Newsは燃費の問題を指摘している。カーゴルクスが契約時点で想定していた燃費とデリバリー時の数値が離れていたといい、GEとボーイングが対応を進めているという。また、主翼の仕様を変更している点なども問題点に上がっている。

ただ、それだけでなく、カーゴルクスにカタール航空の資本、取締役が入り、ボーイングとの交渉を優位に進めるためとの見方も強いようだ。カーゴルクスはカタール航空と提携、カタール航空はカーゴルクス株の35%を保有。カタール航空はB787も含めて、B747-8Fのデリバリー遅れとあわせて対応を求めているという見方だ。こうした見通しはFlightglobalが伝えている。

カーゴルクスも現行の機材や代替機の手配で乗り切ると表明しているため、交渉や調整が長期化することも予想される。どのような問題でも、デリバリー日がいつになるか、全く分からないという状況のようだ。

もしかすると、787の9月25日の引き渡しより遅くなる、こともありえそう。ただ、787も同じようにデリバリー拒否がなければの話だが^^;

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