新明和、防衛省向け修理と787主翼スパー納入増で航空セグメント増収

新明和、防衛省向け修理と787主翼スパー納入増で航空セグメント増収

新明和工業の2015(平成27)年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)決算が発表され、航空機セグメントの売上高は前年同期から、71億円増の411億4300万円でした。営業利益は52億6300万円となっています。

航空機セグメントのうち、防衛省向けには海上自衛隊が運用するUS-2救難飛行艇の製造作業を進めており、修理作業の増加で売上げは増加しました。同社は2013年度に6号機を受注しています。民間機では受注は減少していますが、787向け主翼スパーの納入機数が増加し、売上げ増加につながりました。

新明和工業は新製品の創出による成長市場への新規参入、自動化による生産性の向上と競争力の強化などを柱とする新たな中期経営方針「New Challenge 100」を策定し、その重点施策に取り組むとしています。このうち、航空機セグメントでは、US-2飛行艇の民間転用の実現、民間航空機向けコンポーネント事業の拡大に取り組むとしています。

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