みずなぎによる西之島観測、再び火山活動が活発化 南北に幅が拡大

みずなぎによる西之島観測、再び火山活動が活発化 南北に幅が拡大

ニュース画像 1枚目:西之島の火口からの噴火の様子 5月20日、海上保安庁みずなぎからの撮影
© 海上保安庁
西之島の火口からの噴火の様子 5月20日、海上保安庁みずなぎからの撮影

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2015年5月20日、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」による観測状況を発表しました。この観測で、西之島の火口の爆発回数は1分間に2回から3回と噴火が継続、島の南東岸には新たな陸地が形成されていたとしています。2月から4月にかけて大きな変化は見られませんでしたが、再び活動が活発化しています。

溶岩流が流れ込んでいる島の南東岸から東⽅向には、茶褐⾊の変⾊⽔域が⻑さ1000メートル、幅500メートルの帯状に分布している様子を確認しています。また、島の南岸、北岸沿いで、薄い⻩緑⾊の変⾊⽔域が沖に向かい幅約400メートルから800メートルに分布していました。

なお、西之島の形状は、東西は3月の観測時とほぼ変わらない2,000メートルでしたが、南北は約100メートル拡大し1,900メートル、面積は2.57平方キロメートルで、東京ドームの約55倍となっています。

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