アメリカで製造するA320ファミリー初号機の部品、ハンブルクから出港

アメリカで製造するA320ファミリー初号機の部品、ハンブルクから出港

ニュース画像 1枚目:モービル工場で最終組立をA321初号機の尾翼とスタッフたち
© AIRBUS S.A.S.
モービル工場で最終組立をA321初号機の尾翼とスタッフたち

エアバスは2015年5月29日、アメリカ・アラバマ州モービルのA320最終組立工場で製造するA320ファミリーの部品が出荷されたと発表しました。ドイツ船籍の「BBC FUJI」に積載され、ドイツ・ハンブルク港から出港しました。

A320ファミリーは、主翼はイギリス、垂直尾翼はスペイン、水平尾翼とスペインで製造されたテールコーンを含む胴体後部はドイツ、コクピットを含む胴体前部セクションはフランス、そしてこれらの大型部品を構成する部品は世界中から集められ、航空機として製造されています。

モービル工場はA319、A320、A321の最終組立を行い、航空各社に納入します。エアバスは、アメリカで初めての製造拠点を設け、これによりフランス・トゥールーズ、ドイツ・ハンブルク、中国・天津に加え、世界で4カ所目の製造拠点となります。

モービル工場での製造は2015年夏に開始される予定です。その初号機は、ジェットブルー向けのA321ceo(現行エンジン)で、2016年に納入予定です。モービル工場に勤務するおよそ200名のスタッフはすでにハンブルクで訓練を受けており、ハンブルク港での出荷セレモニーにも参加しました。この積荷はおよそ20日間でアメリカに到着する予定です。

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