台風通過のウェーク島飛行場を嘉手納の空軍特殊部隊が再開

台風通過のウェーク島飛行場を嘉手納の空軍特殊部隊が再開

ニュース画像 1枚目:MC-130Hからウェーキ島へダイブする353SOG隊員
© U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Kristine Dreyer
MC-130Hからウェーキ島へダイブする353SOG隊員

沖縄県の嘉手納基地に駐留するアメリカ空軍第353特殊作戦群(353SOG)は、2015年7月20日、第36偶発事態対応群(36CRG)を支援して台風通過後のウェーク島飛行場の再開作業を実施しました。

ウェーク島は、7月15日に台風Halola(台風12号)の進路上にあったため、125名以上の国防総省関係者が島外に避難しました。

7月18日、台風が去ったため、353SOGは滑走路の状態を評価し再開する任務が与えられ、グアム島アンダーセン空軍基地(AFB)に展開しました。

7月20日、隊員は第1特殊作戦飛行隊(1SOS)のMC-130HコンバットタロンIIに乗りウェーキ島へ向かい、マークされていない地点にパラシュート降下しました。急いで滑走路を評価し、できる範囲で片付けを行い、20分以内にハワイの統合基地(JB)パールハーバー・ヒッカムから36CRGらを乗せ飛来したC-17を着陸させました。

太平洋上のどこにでもすぐに展開できる353SOGの能力を実証するとともに、36CRGとのシームレスな連携も実現しました。

ウェーキ島は日本とハワイの間にある孤島で、現在アメリカ空軍によって運営されており、アラスカのJBエルメンドルフ・ルチャードソンの太平洋空軍(PACAF)地域支援センターが管理しています。かつては太平洋横断飛行の中継地で、現在でも戦略上の要衝であり、民間機の緊急着陸場として使用されます。

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