イスラエル空軍は、2015年7月30日、CH-53Yas'urヘリコプターの寿命延長プロジェクトが完了したと発表しました。
最短でも2025年までの運用可能なように「Yas'ur 2025」と名付けられたプロジェクトは、約10年前から開始され、先週最後の機体が作業所から部隊へ復帰しました。
新造のCH-53を購入するには1機あたり1.5億ドルの予算が必要ですが、延命改修は1機あたり200万ドルですみます。今後最低5年間は新型ヘリコプターの選定作業は不要となります。
2006年に改修作業が始まった時には1機につき数年かかりましたが、その後は1年未満で完了するようになりました。エンジンや動力系統、通信や航法、自己防衛、操縦システムなどをアップグレードし、何万もの配線が直され、クラックが修理されました。
イスラエル空軍ではYas'ur 2025以外にも、F-16C/Dを最新のF-16Iと同等な能力とする機体とソフトウェアの改修プロジェクト、従来のC-130を最低10年は寿命を延長する改修プロジェクトなどを行っています。