ドイツのシュパンダーレム基地に2015年8月28日、アメリカ空軍のF-22ラプター4機とC-17グローブマスターIII 1機、約60名の隊員が到着しました。
到着したF-22は、フロリダ州ティンダル空軍基地(AFB)の第95戦闘飛行隊(95FS)の機体で、9月中旬までアメリカ空軍や同盟国空軍と共同訓練を実施します。
沖縄県の嘉手納基地には何度も派遣されているF-22ですが、ヨーロッパに訓練目的で派遣されるのは初めてのことです。今回の派遣により、ヨーロッパにF-22がいつでも訓練のために展開できることが証明され、F-15イーグルやF-16ファイティングファルコンと違った第5世代戦闘機との訓練の機会を提供することができます。
在欧アメリカ空軍・アフリカ空軍司令官のFrank Gorenc大将は「ヨーロッパに第5世代戦闘機が展開できるか、インフラや機体、将兵の能力などをテストすることが重要だ。そして、ヨーロッパの安全保障にアメリカの空軍力が深く関わっていることを示している」と話しています。