USSロナルド・レーガン(CVN-76)、横須賀に到着

USSロナルド・レーガン(CVN-76)、横須賀に到着

ニュース画像 1枚目:乗員の登舷礼と「はじめまして」の人文字で横須賀に入港するUSSロナルド・レーガン
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Nathan Burke
乗員の登舷礼と「はじめまして」の人文字で横須賀に入港するUSSロナルド・レーガン

アメリカ海軍の空母USSロナルド・レーガン(CVN-76)が、2015年10月1日に横須賀港へ入港しました。

レーガンは、USSミッドウェイ(CV-41)、USSインディペンデンス(CV-62)、USSキティホーク(CV-63)、USSジョージ・ワシントン(CVN-73)に次いで横須賀を母港とする5番目のアメリカ海軍空母となりました。

第7艦隊戦闘部隊司令官のジョン・アレキサンダー少将は「アメリカ海軍最精鋭の部隊を前方に展開することは、日本の防衛に貢献し、日本とアメリカの相互協力および安全保障条約の約束を満たす能力を高める」とスピーチしました。

艦長のクリストファー・ボルト大佐は「レーガンはワシントンより11年あとに建造され、その間の技術進歩の恩恵を受けている」と話しています。そして、アメリカ海軍の新しいローカルエリア・コンピューター・ネットワーク(CANES : Consolidated Afloat Networking Enterprise Services)を搭載しているのが特徴です。

今回到着したレーガンの乗員のうち、約2/3はワシントンの乗員でした。彼らはカリフォルニア州サンディエゴでワシントンからレーガンに乗り換えました。

レーガンは2011年3月の東日本大震災の際に、最も早く救援に駆けつけたアメリカ艦艇で、仙台沖から救援物資の空輸や海上保安庁ヘリコプターの給油ステーションとして活動しました。

艦名のロナルド・レーガンは第40代アメリカ大統領で、在任中に当時の中曽根総理大臣と「ロン・ヤス」と呼び合い日米蜜月時代をつくりました。ボルト大佐は「大統領と同様にこの空母も日米の連携を強化する」と話しています。

一説では横須賀配備の空母にUSSハリーS.トルーマン(CVN-75)も候補に上がったものの、日本への原爆投下を命令した大統領名であるため日本国民の感情を考慮して、ワシントン、そしてレーガンが配備されているというエピソードがあります。

なお、レーガンは10月18日に韓国釜山沖で開催される韓国海軍の観艦式に参加します。

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