ATR、ATR 72-600で最大座席数78席に拡大 EASAから認証取得

ATR、ATR 72-600で最大座席数78席に拡大 EASAから認証取得

ニュース画像 1枚目:パリ・エアショー会場でのATR 72-600
© ATR
パリ・エアショー会場でのATR 72-600

ATRは2015年12月8日、ATR 72を最大78席仕様とする認証を取得したと発表しました。最大座席数を78席とするのはATR 72-600で、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得したもので、今後は航空会社が74席から78席に増席が可能になります。

今回の増席は、既存の胴体と同じ仕様で、機体前方の貨物エリアを改良し、シートピッチを最適化することで増席を実現しました。これにより、ATRは航空会社に収益力の拡大を提案出来るようになります。今回の増席は、既存の機体を改良することも可能です。

この高密度仕様のATR 72-600の初号機は、2015年のパリ・エアショーで契約が締結されたATR 72-600となります。この機材は2016年8月にも営業飛行を予定しています。セブパシフィックのように旅客需要が増加するエリアで運航し、きめ細かな運賃政策を必要とする企業には、この増席オプションは特に有用だとしています。ATRでは、この増席仕様は特に東南アジアの航空会社から要求があるとしています。

ATRは、ATR 72-600の仕様で旅客・貨物コンビ機でもEASAから型式証明を得ており、プログラムの改良を進めています。

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