ドイツ空軍、トーネードの後継機について欧州同盟国と協議

ドイツ空軍、トーネードの後継機について欧州同盟国と協議

ニュース画像 1枚目:ドイツ空軍のトーネード
© Shiro Senda / FlyTeam
ドイツ空軍のトーネード

ドイツ空軍は、トーネードの後継機となる新型機の開発について、2016年にヨーロッパのパートナー国と話し合いを持つ模様です。Reutersが2015年12月20日に報じています。

ドイツ空軍では2020年代中期までトーネードを使用する計画でしたが、30年代中期まで延命できないか検討を始めます。それでも後継機が必要になるのは変わりがなく、それが有人機なのか無人機なのかを含めて長期的な視野で検討します。

ドイツ空軍ではおもに制空戦闘にタイフーン、戦闘爆撃・偵察にトーネードIDS/ECRを使用しています。ドイツが話し合うと思われるパートナー国のイギリスとイタリアはトーネードの後継機としてF-35A/Bを採用しており、フランスがミラージュ2000の後継機にラファール以外を必要としているか微妙なところです。

トーネードをあと20年も使用するのは、機体寿命はともかく有効性での陳腐化は避けられず、共同開発のパートナー国が現れない場合はF-35が数少ない選択肢となりそうです。日本でもATD-Xの技術を基にしたF-3の開発を検討するとしていますから、日独共同開発なんてどうでしょうか。

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