ブリュッセル空港、4月3日から一部旅客便の運航を再開 完全復旧は6月末

ブリュッセル空港、4月3日から一部旅客便の運航を再開 完全復旧は6月末

ブリュッセル空港は、2016年4月3日(日)から旅客便の運航を一部、再開します。同空港で3月22日に発生した出発ロビーでの爆破テロで設備が破壊されたこと、事件の検証などが行われ、一部施設の復旧などが進められていました。

テロ事件以降、初めて4月3日に旅客便が運航されますが、予定では3便のみに留まっており、この便数は徐々に増加していく予定です。この3便は、いずれも本拠地とするブリュッセル航空の運航便で、ファロ、タリン、アテネ行きとなります。なお、便数の増加は1時間あたり800名の出発旅客に対応するまで増加します。

ブリュッセル航空以外の航空会社の運航は、空港当局との話し合いで今後、数日後に運航スケジュールが決定する予定です。

ブリュッセル空港では出発ホール内で破損した施設を取り除く解体作業を開始しており、数週間で出発ホールの再構築をめざした計画を策定、発表します。第1段階では出発ホールのチェックイン・カウンターを再設置し、復活させること、第2段階は出発ホールの総合的な再開発となります。同空港では夏休みの開始前の6月末までにこれらを終え、7月初旬には旅客数を最大限に受け入れる体制を整えるとしています。

なお、4月3日現在、ブリュッセル空港へのアクセス手段は、車やタクシーのみとなっており、数日間でバスや電車などの公共交通機関などの再開を検討するとしています。

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