国土交通省航空局は2016年4月22日(金)、羽田空港でビジネスジェットの受入れを拡大し、発着枠を2倍に拡大すると発表しました。羽田空港は、ビジネスジェットの運航ニーズが高く、発着回数は年々増加し、2015年の国際線は対前年比30%の大幅増となりました。一方で、運航不成立も発生し、乗り入れ希望の約20%が乗り入れできない状況です。
この状況を改善するため、羽田空港のビジネスジェットの受入れ条件を見直します。新たに発着制限を緩和し、1日8回から16回に拡大し、あわせて1日4回の到着上限を撤廃し、最大4回のところ15回へ増やします。また、ビジネスジェットは現在、定期便と異なる公用機の発着枠を使用しており、この枠内の発着調整で他の航空機と発着枠の申請が競合した場合、ビジネスジェットの優先順位を引き上げます。
さらに、駐機可能の機数を増やします。ビジネスジェットの駐機可能期間を最大10日間から5日間に短縮し、1スポット毎の駐機スポットの稼働率を高め、より多くのビジネスジェットの駐機に対応します。また、大型機対応のビジネスジェット機用の駐機スポットを分割し、複数の航空機を駐機できるようにします。