エア・アスタナ、アスタナ/ウランバートル線の就航中止 ICAOへ訴えも

エア・アスタナ、アスタナ/ウランバートル線の就航中止 ICAOへ訴えも

カザフスタンのエア・アスタナは2016年5月19日(木)、6月2日(木)から就航を予定していたアスタナ/ウランバートル線を中止すると発表しました。この路線は同社が長年、計画してきたものですが、モンゴル民間航空局から許可が得られなかったとしています。

カザフスタンとモンゴルの政府間では、1992年に民間の定期便就航、便数については2014年に調印されています。エア・アスタナはこの外交文書をもって、両国間の定期便就航は即時、実現可能だと主張しています。

今回の就航にあたり、エア・アスタナは通常2カ月の承認期間を要することから、8カ月前に申請しました。これを受け、3月にモンゴル当局から認可を得たものの、4月にその許可が理由もなく取り消されたと説明しています。

エア・アスタナは各国のブラックリストにも掲載されておらず、国際民間航空機関(ICAO)のブラックリストにも掲載されておらず、さらにカザフスタンの外務省などを経由した交渉を継続したものの、モンゴル民間航空局の認可を改めて得ることが出来ていないため、中止を決定しました。また、この事態を受け、ICAO理事会へ問題提起も検討しているとしています。

エア・アスタナは、アスタナ/ウランバートル線をA320で週3便、運航する計画でした。

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