レオナルド・フィンメカニカ(旧フィンメカニカ、2017年からレオナルド)は2016年6月17日(金)、警視庁からアグスタA109トレッカーを受注したと発表しました。このA109トレッカーの発注はアジアの法執行機関による初めての契約です。
AW109トレッカーは2014年2月、当時のアグスタがAW109の新たな派生型として開発することを公表していたもので、AW109 Grandシリーズにスキッドギアを装備、エンジンはプラット・アンド・ホイットニー・カナダPW207Cエンジンを採用しています。また、アビオニクスはジェネシス・エアロスペースが供給し、グラスコクピット化され操縦者1名の運航に適した設計となっています。
法執行機関向けの仕様では、任務にあわせた客室レイアウトの変更が迅速に出来るほか、レスキューホイスト、ケーブルカッター、サーチライト、外部スピーカーなども装備されます。
レオナルド・フィンメカニカは2016年末までにA109トレッカーの型式証明を取得する予定で、警視庁の受注分は2017年に納入する予定です。