全日空(ANA)は2016年7月1日(金)から、ANAカードファミリーマイルの「ファミリー会員」に同性パートナーの登録をはじめ、自社運営ラウンジのトイレのユニバーサル使用、ANAグループ社員向けLGBT相談窓口を設けるなど、LGBTへの取り組みを整えます。
ANAは、「ANAグループダイバーシティ&インクルージョン宣言」で、組織や集団の多様性を大切にすること、人それぞれの違いを活かして新しい価値を生み出すグループ作りを進めています。また、利用者へのサービス、働く社員の環境整備といった観点から、公共交通機関の責務の1つとしてダイバーシティ&インクルージョンを進めます。
こうした方針や体制を踏まえ、ANAマイレージサービスで同性パートナーの登録を可能とし、ANAカードファミリーマイルの「ファミリー会員」と特典利用者登録で対応します。また、羽田、成田、伊丹空港の「ANALOUNGE」「ANASUITELOUNGE」の多目的トイレのサイネージを7月から順次変更し、LGBTの利用者を含め利用しやすい、ユニバーサルな施設とします。
ANAの社内でも社員向けLGBT相談窓口を設け、個別相談の体制を整え、マネジメント層を対象にLGBTの理解促進をめざし啓発プログラムを強化するほか、「同性パートナーを配偶者とみなす」ことを前提に祝い金や弔慰金の支給、休暇など社内福利厚生制度をLGBTにも対応するよう整備します。