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レッドブルエアレース 2016 アスコット
2016年8月13日(土)と8月14日(日)の2日間、イギリスのアスコット競馬場で「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ 2016 アスコット」が開催されました。大会では、マスター・クラスでオーストラリアのマット・ホール選手が優勝、日本から出場している室屋義秀選手は予選を3位で通過したものの、決勝戦の「ラウンド・オブ8」でアメリカのマイケル・グーリアン選手に敗れ、同ラウンドで敗退しました。
室屋選手は2016年シーズン第5戦となる同アスコット戦で、新たに、競技使用機であるZivko Edge 540、機体番号(レジ)「N31YM」の翼面に空力装置「ボーテックス・ジェネレーター」を取り付けて試合に臨みました。装置は気流が剥離してしまうのを遅らせる効果があり、コーナリングスピードを稼ぐ効果が期待されていました。
8月13日(土)の予選では1分5秒261の好タイムを記録して3位に、8月14日(日)決勝では、初戦の「ラウンド・オブ14」で、総合3位の実力を持つカービー・チャンブリス選手を下して「ラウンド・オブ8」に進んだものの、「ラウンド・オブ8」ではパイロンヒットで3秒加算のペナルティが与えられ、マイケル・グーリアン選手に敗れました。
なお、室屋選手の2016年のエアレース総合得点は、今回のアスコット戦で3ポイントを獲得して25.5ポイントとなり、マスター・クラス14人中6位です。2016年シーズンは残りラウジッツ、インディアナポリス、ラスベガスの3戦となっています。