スクートとタイガー・エア、2017年後半以降に単一ブランドに統一

スクートとタイガー・エア、2017年後半以降に単一ブランドに統一

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スクートの787

シンガポール航空グループの格安航空会社(LCC)、スクートとタイガー・エアの2ブランドを運営するバジェット・アビエーション・ホールディングスは2016年11月4日(金)、2017年に2ブランドを単一ブランドに統一し、同一の運航許可(AOC)に基づく運航へ移行する計画を発表しました。

統合は、営業上の見込み、規制当局の認可などを考慮し、2017年半ばから終わりごろに実施される見込みです。統合はウェブサイト、コンタクトセンター、チェックインカウンター、フライトスケジュールなど、あらゆる旅客との接客部門を含めて実施されます。

シンガポール航空は、スクートとタイガーエアは2016年5月に共通の持株会社の傘下に移行し、統括するバジェット・アビエーション・ホールディングスの下で、統合に向けて順調な進捗だとコメントしています。例えば、スクートは2017年にアテネに就航を計画、初めてのヨーロッパ路線の展開となり、両社の成長を代表する一例になるとしています。こうした状況を受け、シンガポール航空は単一ブランドでの運航に向け、決定を下しました。

スクートとタイガーエアの統合で、中・長距離路線のスクート、短距離を中心とするタイガーエアで、シンガポールをハブ空港とした東南アジアや就航する日本、中国、インド、オーストラリア、さらに新路線となるヨーロッパを含む利便性が向上します。

なお、スクートは現在、787-8と787-9を6機ずつ、計12機の787を保有、タイガーエアはA319が2機、A320が21機、計23機を保有、運航しており、現時点の単純合計で両社で29機の保有機数となります。

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