日本の総合商社で航空分野などを扱う兼松は、2017年2月3日(金)、アメリカのベクタースペースシステムズと、小型ロケットとその関連サービスに係る業務提携について合意したと発表しました。
ベクタースペースシステムズは、小型衛星専用ロケットの打上げと、その関連サービスを手がける企業です。同社は2018年からロケット打上げサービスの開始に向け開発を進めており、アメリカ航空宇宙局(NASA)をはじめとして数カ国で受注を獲得しています。
兼松は、これまで欧米衛星メーカー、衛星搭載機器メーカー、衛星追跡管制システム会社、ロケット追尾システム会社などとの対日販売取引を行ってきましたが、新たにロケット打上げサービスに参入することで、宇宙関連ビジネスにおける顧客基盤の相互活用などを通し、シナジーを創出、国内外に有するネットワークも活用し、宇宙関連ビジネスを拡大していくとしています。