山口県、岩国基地の再編案で移駐機数の変更などで影響の再検討結果を発表

山口県、岩国基地の再編案で移駐機数の変更などで影響の再検討結果を発表

ニュース画像 1枚目:F/A-18Eスーパーホーネット、イメージ
© U.S. Navy / Chris Pagenkopf
F/A-18Eスーパーホーネット、イメージ

山口県は、空母艦載機の岩国基地への移駐について、国から2017年1月の具体的な移駐時期など説明を受け、日米ロードマップの最終報告から機種、機数などに変更が生じたことについて疑問点を照会、その回答を発表しています。

2006(平成18)年のロードマップでは、F/A-18C/E/Fを49機としていましがた、F/A-18E/Fの48機とし、これらは2017年11月ごろに2部隊、2018年5月ごろに2部隊が移駐する予定です。また、EA-6Bプラウラーを4機としていたところ、EA-18Gグラウラーの6機とし、これは2018年1月ごろに移駐します。

また、E-2Cホークアイの4機は、E-2Dアドバンスドホークアイとなり、この移駐は2017年7月以降、機数は5機となります。また、C-2グレイハウンドは2機で変更はなく、2018年1月ごろとなります。

なお、KC-130は普天間基地からすでに15機が移駐済み、厚木基地に移駐を予定していた海上自衛隊の17機は岩国基地に残留、空母艦載機着陸訓練(FCLP)は鹿児島県の馬毛島を候補地として検討されています。

これを受け、2006年時点で想定された1日326回の飛行から19%増となる389回の想定が、40%増の458回となります。住宅防音工事助成区域は、500ヘクタールの想定から650ヘクタールとなるほか、W値75以上の区域は、縮小と拡大と地域により違いがあるものの全体としては縮小します。

なお、安全性、大気・水質への影響など詳細は山口県のホームページを参照ください。

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