陸自と海自、5月3日から日仏英米共同訓練 仏「ミストラル」の来日で

陸自と海自、5月3日から日仏英米共同訓練 仏「ミストラル」の来日で

ニュース画像 1枚目:イギリス海軍 マーリン
© Royal Navy
イギリス海軍 マーリン

統合幕僚監部は2017年5月3日(水)から5月22日(月)まで、日仏英米共同訓練を実施すると発表しました。フランス海軍の強襲揚陸艦「ミストラル(L9013)」にはイギリス海軍ヘリコプター「マーリン」を搭載、4月29日(土)に佐世保へ入港しています。マーリンはヨービルトン海軍航空基地に拠点を置く第845海軍飛行隊です。

この日仏英米共同訓練は、2017年1月に日仏外務・防衛閣僚会合「2+2」、3月の日仏首脳会談での合意を受け、「ミストラル」の訪日にあわせて実施する日仏英米で史上初の共同訓練となります。訓練実施地域は、日本周辺の海空域からグアムとその周辺海空域、北マリアナ諸島とその周辺海空域です。公海を含むアジア太平洋地域での訓練を通じ、戦術技量や相互運用性の向上、さらには航行の自由、自由で開かれた海洋秩序について4カ国の支持を具現化するものと、防衛省は説明しています。

この訓練に陸上自衛隊から陸上幕僚監部、西部方面隊、通信団、中央輸送業務隊のおよそ50名、CH-47輸送ヘリコプター1機、海上自衛隊からは海上幕僚監部、自衛艦隊と横須賀地方隊の約160名、艦艇は輸送艦を1隻派遣します。

訓練は、本邦周辺海空域の洋上訓練では偵察用ボートの発進と収容訓練、海自艦艇、仏軍艦艇間の通信訓練や陸自航空機による発着艦訓練を行います。また、グアム、北マリアナ諸島とその周辺海空域では水陸両用作戦訓練を実施し、偵察用ボートなどによる着上陸訓練、フランス、イギリス、アメリカと連携・協力した総合訓練を実施します。

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