カナダ運輸省、着陸体制の民間機にドローンが衝突 カナダで初の事案

カナダ運輸省、着陸体制の民間機にドローンが衝突 カナダで初の事案

カナダ運輸省は2017年10月15日(日)、10月12日(木)にスカイジェットのビーチクラフト100がケベック・シティ・ジャン・ルサージ国際空港に着陸体制に入ったところ、小型無人飛行機、いわゆるドローンが機体に接触するインシデントが発生したと発表しました。カナダで民間の定期便とドローンの衝突が確認されたのは、この事案がはじめてです。

マーク・ガーノー運輸相はこの事案を受け、乗客乗員にけがはなく、機体の損傷はわずかなもので、運航に大きな支障がおよばなかったことは不幸中の幸いとし、スカイジェット、ジャン・ルサージュ国際空港、NAV CANADAなどパートナー、さらにケベック州警察と緊密に連絡を取り、調査が決定した場合は全面的に協力するとコメントしています。

運輸相は多くの無人機の使用者は責任あるフライトを行なっているとしつつ、こうした事案は重大で航空機の安全を危険にさらすとし、ドローンは飛行場の5.5キロ圏内での飛行は規制されており、違反すると最大で2万5,000ドルの罰金、または投獄が課せられるとあらためて重大な事案であると注意喚起しています。

カナダで2017年は1,596件のドローンの事故が報告されており、このうち131件は航空安全上の懸念があるものです。

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