ボーイング、エバレット複合材主翼センターで777Xの製造を正式開始

ボーイング、エバレット複合材主翼センターで777Xの製造を正式開始

ニュース画像 1枚目:777X
© Boeing
777X

ボーイングは2017年10月23日(月)、エバレットの敷地に設けられた複合材主翼センターで777Xの製造を正式に開始したと発表しました。Twitter、Facebookなどで式典の模様を紹介しています。

開始式典にあわせて披露された部品は、炭素繊維複合材による主翼スパーで、自動化された機械によるドリル作業で製造開始を祝いました。主翼以外にも、日本で胴体の製造が始まるなど世界各国で各パーツの製造を分担し、シアトルで最終組み立てが行われます。

777Xの主翼は全長72メートルで、787でノウハウを蓄積した炭素繊維複合材の技術をつぎ込んで空力を大幅に改善し、燃費効率の向上を実現します。機内も広さに配慮し、これまでより広い空間を楽しめる仕様となります。初号機は、2019年第1四半期に初飛行、航空会社への納入は2020年の早い時期を予定しています。

なお、2013年に777Xの開発が正式発表されて以降、全日空(ANA)、エティハド航空、カタール航空、ルフトハンザドイツ航空、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エミレーツ航空から、計340機をボーイングは受注しています。

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