カンタス航空、787-9「VH-ZND」にアボリジニ・デザインを採用

カンタス航空、787-9「VH-ZND」にアボリジニ・デザインを採用

ニュース画像 1枚目:カンタス航空のアボリジニ・デザイン
© Qantas Airways
カンタス航空のアボリジニ・デザイン

カンタス航空は2018年1月18日(木)、 787-9にオーストラリアの先住民アボリジニ風のデザインを採用した特別塗装機を就航すると発表しました。オーストラリア先住民やトレス海峡諸島民への敬意を払う活動の一環として、最新のドリームライナーを迎えます。

カンタス航空は20年前からアボリジニをイメージする特別塗装機を運航しており、これが5機目です。新たな787-9は2月に納入される予定で、機体記号(レジ)は「VH-ZND」となります。また、カンタス航空が運航するアボリジニ・デザインの機体は運航中のものでは3機、このうち国際線に投入されるのは、「VH-ZND」のみです。

オーストラリアでは、18世紀から始まったイギリスによる植民地化以降、先住民やトレス海峡諸島民に対して長年に渡り、迫害や差別が行われてきた歴史があります。20世紀中にも白豪主義と呼ばれる人種差別政策が採られ、多くの人々が犠牲となりました。

なお、787-9に描かれるデザインは、先住民が運営するデザイン・スタジオBalarinjiが手がけます。「VH-ZND」はカンタス航空の4機目の787-9で、2018年3月初旬にアリススプリングスで歓迎イベントが開催されたのち、メルボルン/ロサンゼルス線、パース/ロンドン線に投入される予定です。

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