カンタス航空は2018年5月2日(水)、同社が保有する747-400を2020年に完全退役させる計画を発表しました。現在、カンタス航空は747-400を10機保有しており、もっとも古い機体で1998年に受領した「VH-OEB」、新しい機体は2003年7月に受領した「VH-OEJ」があります。
カンタス・グループのアラン・ジョイスCEOは、「ひとつの時代の終わりであり、もう一つの時代の始まり」と747の退役についてコメントし、1971年に導入した747-200以降、同社が747-100、747SP、747-300、747-400ERと747の各機種を40年以上にわたり使用し、100周年にあわせた2020年の完全退役の決定を感慨深く振り返っています。
カンタス航空は、保有する10機を2018年7月から2020年まで順次、退役を進めていきます。2020年までにA380の客室アップグレードを進め、787-9の導入を進めることで、大型機の提供するサービスの質を維持し、中型機への機材更新を進めます。
■2018年5月現在のカンタス航空747-400 VH-OEB VH-OEE VH-OEF VH-OEG VH-OEH VH-OEI VH-OEJ VH-OJS VH-OJT VH-OJU ※詳細は機体データを参照